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復興支援競馬

  • 2011年03月22日(火) 00時00分
震災の影響で1週開きましたが、先週は無事競馬が開催されました。私たちのように競馬関係の仕事に従事する者にとって、速やかな再開は非常にありがたかったです。

さて、その「復興支援競馬」ですが、中山開催が無い事でいつもの競馬とは全く質が違うものになったと思います。それと言うのも、関東馬の遠征の多さです。また、騎手も東西入り混じっての開催だったので、正に「東西対抗競馬」のような形になっていました。
その中で気付いたことが、関東馬の仕上げが思いの外良かったということ。地震による調教への影響の少なさが感じ取れましたし、普段、関東地域で見る関東馬よりもむしろ絞れて見えた印象。関東馬は全体的に余裕を持たせて仕上げてきている印象がありますが、長距離輸送を挟んだことでむしろ絞れてのかも。
皮膚を薄く見せ、張りのある馬体を見せた馬が多かったように思います。
その点は結果にもしっかりと出ていました。特に月曜日は5勝といい成績を残していました。
そんな関東馬たちですが、やはり多かったのは「人気薄」での勝利。当然ながら、栗東のトラックマンにとって関東馬の情報は、関西馬のそれに対して極端に少ないものですし、成績を見たら上位人気に支持されていそうな馬で、ノーマーク状態になっている馬も数多く見られました。専門紙の印が付いていなくても、キッチリと仕上がっていて適性の高い馬については積極的に狙っていけば良いとおもいます。

逆に関西馬については、印が付いていても売れていないというものが見られました。異質な競馬で、阪神競馬の馬券を購入するファンの層も違うのでしょう。全体的に割れたオッズが多かったです。

4月の中山競馬中止も決定し、今後もしばらく同じような状況が続くことになるでしょう。そこでますます重要になってくるのが「自分の中のオッズ」です。自分の中の確率と、それに見合った配当があれば積極的に狙っていけば良いとおもいます。逆に、配当が見合わない場合には、その買い目は削除するくらいの感覚で臨んでいけば、この期間のトータル収支を大きく上げることができると思います。


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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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