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オークスパドック回顧

  • 2011年05月24日(火) 18時00分
 先週行われたオークスのパドック回顧をしておきます。

 1着のエリンコートは、上体はボリュームを増して良くなっていましたが、飛節がぶれるので、そのあたりを気にして評価することができませんでした。雨でもありましたし、このあたりが影響すると思ったのですが、結果的には問題なかったようです。ただ、この馬が世代で現状一番強いかというと、まだ懐疑的なところがあります。今後に注目して見ていきたいと思います。

 2着のピュアブリーゼはちょうど馬場が合ったのではないかと思います。前走のフローラS時はちょっと雨が降りすぎでしたし、パンパンの良馬場でこのメンバー相手に戦えば厳しかったと思います。特にこの日は上がりが速かったですからね。安定感はある馬なので、今後も安定した走りを見せてくれるでしょう。

 3着のホエールキャプチャは出遅れが響きました。今回のデキなら多分前が取れただけに残念です。強い競馬でしたが、最後はいっぱいいっぱい。仕方がないですね。馬体は柔らかさが戻って良くなっていました。秋にリベンジですね。

 4着のマルセリーナは、馬体は完璧に仕上がっていました。距離も持ちそうでしたが、直前の大雨の影響で馬場が渋って、返し馬ではフワフワした走りになってしまいました。脚が細くて軽い造りだけにあれは厳しかったですね。距離は2000mがベストだと思います。今回のメンバーでは能力は一番上だと感じました。

 5着のスピードリッパーは柔らかくて良い馬です。兄のポップロックは硬い馬だったのですが、まるでタイプが違いますね。ただ、柔らかさが目立つので、道悪は苦にするのかと思っていましたが、問題なかったですね。成長の余地という点ではメンバー中一番かも知れません。

 6着のマイネイサベルは良いデキでしたし、距離も大丈夫そうでしたが、馬場が影響しました。蹄は立っていますし、合いそうな感じですが、気性的なところで合わないのかも知れませんね。良馬場で2000mくらいの条件が合いそうです。

 9着のハブルバブルはパドックから歩様が硬く、状態が本物ではなかったと思います。もう少し柔らかさは出て欲しいところですが、状態が戻ればもっとやれるでしょう。

 10着のデルマドゥルガーは素材的にはメンバーでも上位ですが、今回は張りがイマイチだったと思います。距離も大丈夫ですし、骨格などの器は良いので、あとはビシッと鍛えて中身が付いてくればと思います。

 11着のメデタシはかなり良くなっていましたが、柔らかい馬なので雨は堪えたと思います。晴れならもっとやれるでしょう。

 13着のライステラスは距離が長かったですが、先行して悪くない内容。秋華賞は面白そうです。

 14着のグルヴェイグはかなり馬が良くなっていました。これは秋には期待できそうな馬です。

 18着のシシリアンブリーズはかなり良くなっていました。ダートや芝でも適鞍ならチャンス十分でしょう。

 個人的には今回のオークス、良馬場なら堅いと思いましたが、直前の大雨で買う気が失せて馬券は止めておきました。今週のダービーがありますからね。ダービーはあっと驚くような予想をしたいと思います。

▼古澤秀和氏の活動、理論の詳細などは「古澤秀和の競馬予想」へ

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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

馬券総合倶楽部にて予想提供中!

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