先週はエプソムCを見に府中へ行ってきました。そのパドック及びレースの回顧をしておきます。

　1着のダークシャドウはツナギが立っていて、ダンスインザダーク産駒ということもありタフな馬。今回のような力とスタミナの要る馬場には強いタイプです。また、鞍上の福永騎手も馬場に最適なコース取り。個人的にエーブチェアマンの単勝を持っていましたが、内から割られそうな瞬間に諦めましたね(苦笑)。

　前走の大阪杯時も力の要る馬場状態でしたし、このような馬場ではかなりの能力を感じます。逆にパンパンの良馬場で時計勝負になると辛いかも。

　最近はヨーロッパに行って結果が出そうな馬が多いですね。

　2着のエーブチェアマンは非常に良くなってきました。今回の馬場はベストとは言えませんし、それでも外を回してあれだけ伸びたのだから力はあります。イレ込みがネックですが、秋が楽しみな馬です。

　3着のセイクリッドバレーはマズマズといったデキでした。ただ、脚捌きは少し硬かったですね。もっと良くなる余地はあります。

　4着のキャプテンベガは良くなってきたこともありますが、枠順も有利でした。高齢だけに大きな上積みはありませんが、今後もそれなりにといった感じです。

　5着のミッキーパンプキンは4角を回ったところまでは手応えが良かったですが、直線で力尽きました。この辺りは馬場適性の問題があるでしょう。もっとパンパン位の馬場の方がいいと思います。

　6着のダンツホウテイは馬場が合わなかった印象。馬はマズマズ良くなっていました。

　7着のアニメイトバイオは良くなっていましたが、牝馬に今の馬場はきつかった印象です。もっと軽い馬場の方がいいでしょう。

　10着のアクシオンはまだ余裕残しでしたが、馬は大分良くなってきました。これを叩いて馬体が絞れてくれば一発あってもいいでしょう。洋芝が合いそうなので、北海道に連れて行くといいかも。

　11着のアロマカフェは非常に返し馬の動きが良かったですが、結果として惨敗。素直に力不足でしょう。

　18着のハンソデバンドはまだ余裕残しの体つき。一変は難しいでしょうが、徐々に体が絞れてくれば。

　さて、今週金曜日にいよいよ私の著書「馬体革命」(白夜書房)が発売されます。これを読めばこのコラムで私が書いていることを更に理解してもらえると思いますし、今まで「何でだろう？」と首をひねっていた一見不可解な敗因についてもつきとめることができると思います。

　今までのパドック観が変わる一冊だと思いますので、是非ご一読下さい。

　なお、これに伴ってホームページのコンテンツも色々と変える予定ですので、是非こちらものぞいて下さい。

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