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8歳馬にして益々充実

  • 2011年07月26日(火) 18時00分
 先週は函館へ行きました。暑いとかいうレベルではない京都と違って、非常にすごしやすく、馬も快適に見ることができました。京都競馬だと、馬を見る前にまずは暑さとの戦いですからね(苦笑)。

 予想・馬券の方もいい調子だったと思います。今週末も函館なので、いい予想をして、いい馬券を獲りたいところです。

 さて、先週の函館記念のパドック回顧です。

 1着のキングトップガンは、プラス12キロの馬体重でしたが、洋芝仕様でパワフルな馬体でした。8歳にして益々パワーアップしています。スピード勝負になると辛いところはありますが、力の要る馬場では安定した走りを見せてくれそうです。海外遠征の話まで出ていますが、悪くない話だと思います。

 2着のマヤノライジンは、こちらも高齢で10歳馬。更に勝ち馬と同じマヤノトップガン産駒で、どちらかと言えばパワータイプ。函館の馬場が合っていたことが好走要因でしょう。プラス6キロの馬体重増でしたが、太め感なくスッキリと仕上がっていました。まだ走れることを証明しましたし、今後も条件が全て噛み合えば好走することが可能でしょう。

 3着のアクシオンは正直、前走の方が良く見えました。今回はちょっと緩い感じがしましたね。それでも3着に好走したように、まだやれる力は持っています。この馬もサンデーサイレンス産駒にしては骨太でパワータイプ。札幌記念辺りでも警戒が必要でしょう。

 4着のメイショウクオリアは、写真で見たよりも体の張りが良く、かなりの良化がうかがえました。ダートの方が適性がありそうなパワータイプで、洋芝や道悪、ダートなら警戒が必要でしょう。

 5着のコロンバスサークルは個人的にはちょっと人気し過ぎだと思いました。いつも人気しては飛ぶタイプなので、あまり馬券妙味を感じない馬です。デキはこの馬なりにマズマズといったところでした。

 6着のダンスインザモアは、実はパドック情報を出した後にジックリと見ていくと、かなり状態が良いことに気付き「ミスった」と思いましたが、返し馬での気配が良くなかったので、ある意味正解でした。緩いところが目立つ馬でしたが、今回は飛節などもグラグラせず、しっかりとした歩調で歩けていました。この馬もパワータイプです。

 8着の1番人気マイネルスターリーは馬自体は悪くありませんでしたが、外を回る展開と斤量がこたえたと思います。

 13着のマンハッタンスカイは馬体自体は悪くなかったと思います。力の要る馬場は合っていますし、どこかでまだ一発あります。

 16着に敗れたミッキーペトラは良いデキだったと思いますし、返し馬の動きも良かったです。ハナを切っていった方が良さそうなタイプですね。巻き返しは当然あります。

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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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