先週のエリザベス女王杯はスノーフェアリーが連覇。コロンとしていて昨年よりも太く映りましたが、筋肉の張りなどは良かったです。レースでは大外枠から内に入れ、直線も内を突いて伸びてきました。基本的に外が伸びる馬場であの競馬は強かったですね。鞍上も相変わらず激しい追いっぷりでした。あの日、一鞍しか乗っていなかったのはもったいなかったですね。スノーフェアリーの次走は香港ということですが、昨年同様良い競馬ができると思います。

　2着のアヴェンチュラは素晴らしいデキでしたが、今回、私はあまり速いペースにならないと思っていたので、この馬の評価を下げてしまいました。ミスです。上がり34秒台の勝負ならかなり強い部類に入ると思います。牡馬が相手でもそういう競馬なら好勝負になるでしょう。

　3着のアパパネは前走よりもグンと状態がアップ。ただ、やはりこの馬はマイル位までが良いでしょう。今後も叩き2戦目で買えば良いと思います。

　4着のホエールキャプチャはこの秋3戦の中では一番落ち着いていて良かったと思います。レースでは実質逃げるような形。直線で良く伸びていたように見えましたが、あれは内にささったのでそう見えたところもあります。中継の角度では、内に刺さると凄く伸びている様に見えるのです。基本的に柔らかい馬なので、荒れ馬場は向きません。良馬場で軽さを生かせる方が良いと思います。

　9着のイタリアンレッドは素晴らしい馬体になっていましたが、返し馬でも力んでいて、折り合いに苦労しそうだと思っていたらやはりそうでした。現状では2000m以下の方が良さそうです。理想は1800mくらいの軽い芝です。

　10着のブロードストリートは大分馬が良くなっていましたし、返し馬の動きも良かったです。骨が細くて荒れ馬場は苦手なタイプなので、開幕週くらいのきれいな馬場で狙いでしょう。

　11着のレーヴディソールは最初良く見えましたが、周回している間にトモの実の入りの甘さが見えてきました。ただ、素材は間違いなく良いので、これを使って筋肉が締まってくればという感じです。

　13着のアニメイトバイオはトモの張りも素晴らしく、良い状態でしたが、出していった時点で終わりましたね。折り合いを欠いてずっと力んでいました。更にあの隊列になったこともこの馬にはきつかったと思います。軽い馬場でスローの瞬発力勝負が理想です。

　さて、先週はうわさの超良血・ジョワドヴィーヴルがデビュー。ハッキリ言って7分くらいのデキだったと思いますが、それでも完勝。2戦目で筋肉に張りが出てくればクラシック路線で活躍できそうです。

【次走の注目馬】
・ヴァンガード
直飛節で大型。パワーの要る芝かダートなら強くなりそう。

・キングブレイク
センス良い馬体。力の要る芝やダートならすぐに勝てる。

・ラフィングインメイ
ツナギが立っていて硬さがあるので軽い芝は微妙。ダート替わり○。

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