スマートフォン版へ

netkeiba

浦和記念

  • 2011年11月23日(水) 18時00分
浦和記念(11月24日 浦和 サラ3歳以上 別定 JpnII 2000m)

「浦和記念」は、平成8年から統一G移行。その初年度をホクトベガが制し、以降、インテリパワー、マキバスナイパー、プリエミネンス、さらにヴァーミリアン、スマートファルコンなど、超のつくA級馬が勝ってきた。浦和競馬=マイナーとは言わせない歴史がある。もっともこのレース、改めてファイルをめくると、交流前(南関東限定)に遡っても、インパクトの強い、忘れられないに優勝馬の名前が並ぶ。古い話と断って書く。昭和55年ゴールドスペンサーは、同年「ジャパンカップ」、日本馬最先着(5着)を果たし、57年ダーリンググラス、60年ガルダンも、当時とてつもない壁とされた“世界”を相手に、それぞれ見せ場を作っている。地方競馬(南関東)黄金時代。少なくとも当時はJRA=地方、プロ野球の“セ・パ”に例えられる時代だった。それから15年、あるいは20年。つくづく時の流れは速いけれど、同時に地方記者としては、やはり一つため息が出てしまう。さて今年の浦和記念。主役(人気)は、シビルウォーほぼ確定といえそうで、それに対しJRA=地方、好勝負可能な馬が数頭ずつ。とにかく接戦を期待したい。地方側、場所を貸すだけが当たり前…そうなってしまっては、せっかく築きあげた統一Gもきわめて意味が薄くなる。

(1)…小波乱。1番人気[4-2-0-4]、2番人気[2-3-1-4]、3番人気[0-1-3-6]。堅くみえて必ずしも…という結果が多い。馬単、3連単なら、1人気→4〜6人気あたりに妙味がある。

(2)…地方勢健闘。JRA=6勝、2着3と優勢だが、川崎=2勝、2着2、船橋1勝、2着3の健闘は、他統一Gと比較して特筆できる。他に大井=1勝、岩手、東海(名古屋)もそれぞれ2着1がある。

(3)…3歳馬。連対馬の年齢は広範だが、3歳=4勝は、ダートGとすると珍しい数字といえる。05年ブァーミリアンはここで初タイトルを獲得。文字通り出世レースとなった。成長株に要注目。

(4)…先行型。逃げ=5、先行=9、差し=6、追込み=0。勝ち馬はすべて2周目3コーナーを3番手以内で通過している。ジョッキーでは武豊騎手。過去10年中5度騎乗、3勝、2着1、3着1は何とも凄い。

※データ推奨馬
◎ボレアス…今春「JDダービー」2着の3歳馬。前々走新潟「レパードS」ですでに重賞勝ちも果たしている。武豊騎手鞍上。末脚勝負だが、特にズブい気性とも思えず、スローなら捲るイメージ。

       ☆       ☆

◎シビルウォー     57吉田豊
○ボランタス      56山崎誠
▲ボレアス       54武豊
△クリールパッション  56津村
△エーシンモアオバー  56藤田
△タートルベイ     56御神本
△グランシュヴァリエ  56本橋
 エイシンフレンチ   56今野
 トーセンゴライアス  56張田
 ザグ         56左海

 シビルウォーは堅い中心でいいだろう。今季門別「ブリーダーズGC」、金沢「白山大賞典」と統一G(二千〜二千百)2連勝。いずれも3〜4コーナー大外から一気に動き、直線独走に持ち込んだ。ゲート難に加えズブい気性。本格化まで少し時間を要したが、元よりエンジンかかってのパワー、爆発力には定評がある。時計がかかる地方ダートに適性が高いこと。鞍上が馬の個性を完璧につかんだこと。ウォーエンブレム×サドラーズウェルズ、底力あふれる血統で、一つ突破口を開いたとなれば、あとはグイグイ昇りつめるイメージがわく。前走「JBCクラシック」3着も、スマートファルコン、トランセンド、頂上決戦を思えば重い勲章。何よりファルコン先導の厳しい流れを3番手で進めたあたりに、大きな成長が感じとれる。タメて逃げたいエーシンモアオバー。仮にスローなら自ら動いて力勝負だ。

 相手探し。ボランタスは昨年2着、スマートファルコンにはちぎられたが、道中相手の脚いろ(強さ)をうかがいつつ、無難、合格点の内容といえる。以後1年、大きな戦力アップはないものの、前走TR「埼玉栄冠賞」を制し万全のステップで臨んできた。今回、対シビルウォー、山崎誠Jが“勝ちにいく”競馬をするのかどうか。気性、脚質はよく似ている。うまくハマれば逆転の目もないではない。ボレアスは前述通り充実中の3歳馬。「JDダービー」2着、「レパードS」圧勝なら好勝負して当然で、ここは“世代レベル”も同時に問われる。エーシンモアオバーは目標になりそうな展開で(有力馬が捲るタイプ)、一枚落ちの評価とした。それなら「名古屋大賞典」3着があるクリールパッション。父ワイルドラッシュ、近況不振ながら距離適性など条件は合致する。大穴でタートルベイ。JRA5勝、金沢3勝。もうひと花あっていいクロフネ産駒だ。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

日刊競馬地方版デスク、スカイパーフェクТV解説者、「ハロン」などで活躍。 恥を恐れぬ勇気、偶然を愛する心…を予想のモットーにする。

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング