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正に力の違い

  • 2012年01月17日(火) 18時00分
 日経新春杯はトゥザグローリーが優勝。58.5キロを背負いながら、鞍上は4コーナーまでまったく焦らず。直線で追い出されて1馬身以上の差をつける完勝。正に力の違いを見せました。基本的にパワータイプで、もっと力の入る馬場の方が合っていますし、今年の春にかけても昨年と同じような高いパフォーマンスを見せてくれると思います。

 2着のダノンバラードは徐々に良くなってきています。脚長で、ディープインパクト産駒にしてはあまり速い脚がないので、長めの距離が合っているのでしょう。今後も期待できそうです。

 3着のマカニビスティーはとても届かないようなところから追い込んで3着をキープ。これも中距離では速い脚に欠けるので、長めの距離の方が合っているようです。これから天皇賞・春に向けたローテになるでしょうが、長めの距離では安定感を見せそうな感じです。

 4着のビートブラックはこのメンバーではちょっと見劣りしました。仕上げも甘かったと思います。ただ、長めの距離では安定感が出てきたので、その辺りは好感が持てます。

 5着のスマートロビンは見栄えのする馬体でした。結果的にちょっと太かったのかもしれません。これを叩いて良くなることは必至で、重賞戦線でも今年は戦っていけると思います。

 10着に敗れたナムラクレセントはちょっと太かったです。思ったより馬体の張りもありませんでした。これを叩いて良くはなってくるでしょう。今なら距離ももっと合ったほうがよさそうです。

 京成杯は勝ったベストディールも早い脚を使って強かったですが、マイネルロブストのレース内容が良かったと思います。ツナギが深くて、エンジンの掛かりが遅めなので、距離は今回くらい合った方が合います。今後のレースが楽しみです。

【次走の注目馬】

オールドパサデナ
今回は出遅れて、しかも道中もフワフワ。前残りの馬場でよく2着に来た。次走は勝てそう。

エキストラエンド
非常に見栄えのする馬体になってきた。素材は良かった頃の兄リベルタス以上。上でも十分戦える。

ビッグスマイル
今回は明らかに馬場が合わず。もっと軽い馬がくる差しが利く馬場で。

インオラリオ
だいぶん馬体が良くなってきた。これならそろそろ圏内。距離は1400m〜マイルがベスト。

エイシンキンチェム
骨太で、芝はきついかも。ダート替わりなら怖いところがある。距離は1400mでももつ。

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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

馬券総合倶楽部にて予想提供中!

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