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フェブラリーSパドック回顧

  • 2012年02月21日(火) 18時00分
 フェブラリーSはテスタマッタが圧勝。想定していたペースよりも大分速くなってしまったので見当違いの予想になってしまいました。速くなることも想定して、あの1点を押さえるというのも無しではないですね。馬券は予想も大事ですが、買い方はもっと大事ですね。

 テスタマッタはボリューム感がありつつ、無駄肉は無くていい感じでした。ただ、ペースがあそこまで上がっていなければ圧勝は無かったと思います。マイルの距離もベストの印象で、今後もこの条件では崩れることはなさそうです。

 2着のシルクフォーチュンは力の要る馬場が合っていませんでしたが、それでもペースが向いて2着をキープ。もう少し脚抜きがいい馬場になっていればこちらの頭もあったと思います。腰がパンとしてきて良くなっているので、今後安定感は増すでしょう。

 3着のワンダーアキュートはプラス12キロの馬体重も太め感はなく、トモの充実振りが目立っていました。展開的にも悪くない位置でしたが、結果的にマイルは忙しかった印象。2000mくらいがベストでしょう。

 4着のダノンカモンは見栄えのする好馬体で、いい仕上がりだったと思います。現状の能力は出せましたが、少しペースが合わなかった感じ。今後は控える競馬をとのことですが、気を抜く面があるのでその方が良さそうです。ただ、あまり後からだと差せる脚はないと思います。

 5着のエスポワールシチーは素晴らしいデキでしたが、ここを勝ち切るカードが無かった印象。ただ、直線詰まってチグハグな競馬になったのも確か。もう少し脚抜きのいい馬場でスピードを生かす方が良いいでしょう。

 6着のタガノロックオンは前走とは雲泥のデキで、すごく良くなっていました。1800mでのレースだったらもっと差を縮められたでしょう。今後期待が持てる馬です。

 7着のトランセンドはいつもにも増して後肢の踏み込みが硬かった印象。距離も本質的にはもっとあった方がいいので、ドバイでの巻き返しは十分あると思います。

 9着のヤマニンキングリーはもう少し良くなっているかと思いましたが、あまり良くなってきませんね。軽いダートで内枠とか引けば怖い存在ではあります。

 ライブコンサート、グランプリボス、スマイルジャックは皆ダート自体は適性があると思います。今回はそれぞれチグハグな内容でしたが、巻き返しは十分あります。ただ、3頭ともダートなら1400mくらいの方がいいかも。条件が合えば穴を開けるということを覚えておいて欲しいと思います。

【次走の注目馬】
オコレマルーナ
骨が細くて軽い馬場向きだし、先週の馬場は不向き。軽い馬場で見直し。

ライズアゲイン
ツナギがしなやかで良い馬。今回は馬場も合わなかった印象で、軽い馬場なら巻き返す。

ゲンテン
大分素軽い造りになってきたし、芝でも十分戦える。

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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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