ヴィクトリアマイルはホエールキャプチャが優勝。前走のデキはイマイチでしたが、今回は調教の動きにも出ていたように柔らかさが戻り、本来の力を見せてくれました。また、2着のドナウブルーもそうですが、鞍上の判断が良く、最も勝つ可能性が高い位置取りを取れたことも大きな勝因でしょう。
この馬のデキの判断は柔らかさですね。ツナギがよくしなってグニャッと見えるくらいがいいでしょう。デキさえ良ければ、牝馬同士なら堅実に勝ち負けに持ち込みます。
2着のドナウブルーは馬体減りが懸念されていましたが、当日はプラス12キロでキッチリと仕上がっていました。鞍上の好判断で外枠からでも出していけましたし、折り合いもキッチリと付きました。それだけに直線で外にもたれたのはもったいなかったですね。軽い馬場のマイルくらいの距離なら堅実に走るでしょう。
3着のマルセリーナはそれほど良くは映りませんでしたが、3着と好走。出遅れなければと思わせる内容でした。これも軽い馬場のマイルが合います。
4着のキョウワジャンヌはグンと筋肉の張りが良くなっていました。スラリとしたシルエットで体高もあるので、距離は2000mくらいが合いそうです。
5着のアパパネは85%くらいのデキでした。いつもは2走目が走りますが、今回はまだお釣りが合ったと思います。これで馬体が締まって張りが良くなってくれば本来の力を出せるでしょう。
6着のマイネイサベルは筋肉の張りが目立ち、これならと思わせるデキでした。レースでは直線で詰まって力を出せませんでしたが、牝馬同士なら一線級ともやれることを証明したと思います。いつも人気がない馬なので、狙い続けて良いと思います。
11着に敗れた◎アニメイトバイオは、直線を向いた瞬間に差し切れるかと思う手応えでしたが、その直後に前が詰まって仕掛けが相当遅れました。伸び始めた頃には周りが加速しきった後で手遅れ。力負けではないです。軽い馬場のマイルくらいが合うので、条件が合うようならまた買いたいと思います。
15着のフミノイマージンは今までで一番良いくらいのデキでしたが、直線で完全にゴチャゴチャしてしまってまったく力を出し切れず。それでも最後はバラけてから密かにすごい伸びを見せていたので、やはり力があります。牡馬相手でもやれそうなパワーがあるので、次走の巻き返しに期待です。
16着のオールザットジャズは戦前に指摘したとおり距離が短かったです。2000m前後なら強い馬なので巻き返すでしょう。
18着のアプリコットフィズはグンと体付きが良くなっていましたが、調教や返し馬で舌を出していて、どこか苦しかったのかも。それに道中はずっと力んで走っていました。立て直してほしいですね。
【次走の注目馬】
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サファーガ好馬体も硬い馬場が合わなかった感じ。ダートでの走りを見たい。
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ヤマニンリンクス軽めの馬場が合うし、ハナを切れば変わる。
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ロイヤルインパクトゲートで煽って最後方からの競馬。4角でも捌けずロスだらけの競馬。力はあるし巻き返す。
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サンレイホーム1400m以下への距離短縮なら変わる。
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ティンタジェル距離が長かったし、マイル以下で。