先週で春の東京開催もラスト。その開催でようやく芝コースは差しが決まる状態になっていました。10Rのリルダヴァルは前走でも馬場と枠順に泣いていましたが、今回はその鬱憤を晴らすようにして圧勝。本来の力を見せ付けました。
メインレースのエプソムCはトーセンレーヴが優勝して初重賞制覇。写真で見たよりもトモが充実していて、非常に良い状態。元々の素質を考えれば初重賞制覇は遅かったくらいで、蹄のアクシデントなどありましたが、ようやく軌道に乗ってきた感じです。こうなれば一線級と戦えるようになる日も近いでしょう。
ダノンシャークは正直かなり自信がありましたが、展開のあやがあって差し切れず。結構差しが届いていたので、ペースもある程度流れていただけに差し届かなかったのは意外でした。4コーナーでちょっと前との差が開き過ぎましたね。一緒に上がってくる馬がいれば違ったのでしょうが、一頭で追うのはきつかった感じです。
馬体は元々ディープインパクト産駒にしては筋肉のボリュームがある方でしたが、更に弾力たっぷりの筋肉がついて良くなっていました。プラス8キロは成長分です。これで、条件が揃えば確実に好走することは分かりましたし、秋は更に楽しみな存在です。
マイネルスターリーは高齢ながらもこの時期に調子を上げてきます。得意の北海道シリーズで今年も期待できそうです。
セイクレットレーヴは切れを生かせる馬場状態に乾いてきたのは良かったですが、さすがに相手が強くて切れ負けした感じです。ただ、3歳馬でこの内容は優秀と言えるでしょう。あまりスケール感はありませんが、G3戦線辺りで今後の活躍が見込めます。
レッドデイヴィスはまだ本来の状態に戻ってきていない感じ。初の左回りも戸惑った感じです。坂を苦にしない一瞬脚がある方なので、府中よりも阪神とか中山の方が合いそうです。
オセアニアボスは素晴らしい状態になっていましたが、1800mは少し長かった感じです。1400m〜1600mでの巻き返しに期待です。
阪神では天保山Sが行われました。馬券的に、あまりペースが速くないと読んで前残り予想で組みましたが、思いのほか他の先行勢が元気で、速いペースになってしまいました。その流れでもファリダットは楽に追走していましたし、これはもう本物と言って良いでしょう。重賞、GIが視野に入ってきます。短距離の方が向くでしょうが、体型、脚質的には中距離もこなせなく無いので、一度その走りも見てみたいですね。
【次走の狙い馬】
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ヤマニンボンプアン休み明けは動かない感じだが、馬体は良かった。次走は勝負。
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ビーチパレードこのクラスでは力上位。少し太かったので、絞れれば勝てそう。
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リベルタス馬は大分良くなってきた。今回はハンデ差もあったし、一叩きされた次走で改めて期待。
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ハナズデラックスツナギが長いし、各パーツにも余裕があるのでマイルは欲しい。条件が合えば勝ち負け。