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CBC賞パドック回顧、馬場の変遷に注意!

  • 2012年07月03日(火) 18時00分
 CBC賞はマジンプロスパーが優勝。馬体はまだ絞れる体付きでしたが、筋肉の張りが良く、成長がうかがえました。ただ、外枠で斤量も重かったので、個人的には評価を下げました。これは失敗だったと反省しています。

 先週の中京競馬は土曜日が晴れで絶好のコンディション、日曜日は雨の影響で途中からかなり傾向が変わっていました。それに対応できていなかったということです。午前中は前日に引き続き、時計が速めの割に上位にくるのはパワータイプの馬という馬場。内を通るのも有利で、外を回すと駄目な馬場。

 それが雨がひどくなるにつれ、内目を通ると伸びず、外が伸びるようになっていました。あまりにも極端な変遷だったので、対応することができませんでした。ただ、今週からはこれを念頭においておけば対応でき、おいしい馬券が獲れるのではないかと思います。

 マジンプロスパー自体はG1級でも戦える仕様になってきました。秋に向けて視界良好というところでしょう。

 2着のスプリングサンダーは調教でも弾けるような動きを見せていましたが、馬体が絞れて着実に良くなっていました。筋肉の張り、柔らかさ、キビキビした歩様が目立っていました。外が伸びる馬場ということに気付いていればもっと評価できたと思います。1200mへの適性も見せましたし、内枠で脚を溜める競馬の方が力を発揮できるタイプなので、条件次第では強いメンバーでも高評価をすべき馬でしょう。

 3着のダッシャーゴーゴーは休み明けにしてはすっきりと仕上がっていました。返し馬でも全身を良く使ったいい動きだったと思います。叩いてもっと良くなりそうですし、次は確実に前進でしょう。

 4着のオウケンサクラは1200mで堅実さが出てきました。馬体も1200m仕様で筋肉量が多くなってきました。ハンデなどの条件次第では堅実に好走しそうです。

 5着のエーシンヒットマンは、ここでは少し落ちる印象でしたが、良く頑張ったと思います。慣れてくればオープンでも通用しそうです。

 7着のエーシンダックマンは、トモの張りが素晴らしく、馬体はかなり良くなってきました。雨で外が伸びる馬場になっていたのが残念です。パンパンの良馬場の方が良いタイプで、条件が合えば巻き返すでしょう。

 8着のシゲルスダチはまだ体付きが緩かった印象です。

 9着のグランプリエンゼルは、状態こそ良かったですが、内目の馬場が悪くなってきていたのと、出して行ったのがこたえた感じです。

 15着のイセノスバルは状態がかなり良くなっていました。自己条件でダートなら面白いと思います。

【次走の注目馬】
イセノスバル
 今回は芝の重賞でスピードが足りず。ダートの自己条件なら。

メモリーシャルマン
 トモが良くなってきたし、馬体も絞れてきた。上でもやれる。

カネトシディオス
 コース適性がかなり高い印象。次は勝てそう。

カフェヒミコ
良くできていたが、4角で膨れたりとスムーズさを欠いた。休み明けを叩いた次走は改めて期待。

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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

馬券総合倶楽部にて予想提供中!

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