プロキオンSは人気薄のトシキャンディが逃げ切り。個人的にアドマイヤロイヤルで勝負していて、4角をスムーズに回って後ろを振り切った時は「勝った」と思いましたが、まさかの逃げ切りにあってしまいました。テイクアベットが逃げるという思い込みのもと、この馬を完全に見落としていましたが、そういった思い込みが大穴を作るのだということを改めて感じさせられました。
トシキャンディはトモが充実していて中々の好馬体。前半3ハロン34.0のペースで飛ばして行っての逃げ切りですから、馬場が味方したとは言え強い逃げ切りがちだったと思います。この路線では今後も注意が必要でしょう。
アドマイヤロイヤルは前日時点ではあまり注目していませんでしたが、パドックを見るとこの日の馬場にちょうどあった骨格と筋肉で、デキも良かったので本命に抜擢しました。4角で膨れそうになるところを鞍上の右ムチで即座に修正され、スムーズに直線に向いた時は完全に勝ったと思いましたが、結果として前を残してしまいました。ただ、他の人気どころの差し馬を封じていますし、この馬自身は好内容だったと思います。1400mとマイルがベストで、秋に向けて目処が立つ内容だったと思います。
ファリダットは更に張りが良くなっていましたが、レースではスムーズさを欠きました。強くはなっていますが、脚質が後ろからなだけに今回のようなことがあるので、人気が被るようなら、隙を探す形で扱えば良いと思います。逆に、ちゃんと強くなっているので、メンバーが強くなって人気を落としているようなら注目した方が良いと思います。
5着のシルクフォーチュンは体が増えて良くなっていましたが、末脚は不発。もっと脚ぬきのよいダートのほうが合っているようです。
6着のテイクアベットは良い体つきでしたが、逃げ馬の割にテンに少し遅いところがあります。テンに速い馬が他にいる時は、注意が必要だと思います。
7着のデュアルスウォードはこの相手で良くがんばったと思います。ある程度目処は立ちましたし、オープンでも注目すべき存在です。
9着のセレスハントは、このメンバーでは少し強調材料に欠けました。自分の力分だけは走りますので、メンバー次第で買いです。
11着のタンジブルアセットは結果として少し距離が長かったようです。1200mで見直しです。
12着のインオラリオは外枠が仇になった感じです。内枠の方が合うタイプなので、条件が揃えば見直ししましょう。
セレクトセール
さて、この週明けはセレクトセールを見にきています。今年は一連の競りがそうですが、ここは特に大盛況ですね。
仔馬を見ることは、馬見をして行く上で、成長の予測勘を養ったり、本来のパーツを見て行くことができるので、非常に勉強になります。
今後はこういった場にも足をまめに運ぶようにして、更に予想力をアップして行きたいと思います。
【次走の注目馬】
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シルクフォーチュン脚抜きの良い馬場が合うタイプ。重馬場か不良馬場で買い。
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タンジブルアセット1400mは結果として1ハロン長かった。1200mで見直し。力はオープンでも通用。
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ヤマニンボンプアン今回は馬場が合わなかった。小倉あたりで見直し。
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マイネルゴラッソこの日の馬場は先行馬が壊滅状態。普通の馬場で見直し。
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ニシノブイシェープ骨太で時計の掛かる馬場は合わないタイプ。パワーの要る良馬場で見直し。
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