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新しいサンデーの傾向を見せる函館2歳S

  • 2012年07月13日(金) 12時00分
 2歳限定戦の芝1200m競争は、現在主流のサンデー系のリーディング上位種牡馬とはまったく異なる適性が要求されます。このため、クラシックとはまったく異なる種牡馬の産駒が多数出走し、馬券になっています。

 今年の函館2歳Sの出走馬も、父サンデー系でリーディング10位以内の種牡馬の産駒はダイワメジャー産駒のローガンサファイアのみ。むしろサンデー系のなかではマイナーなアドマイヤジャパン産駒が2頭出走予定です。

 一方、サンデー系よりも出走数が多いのがミスタープロスペクター系の産駒。中でもフォーティナイナー系は4頭がエントリー。フォーティナイナー系だけでサンデー系と同じ頭数が出走します。

 また、サンデーの孫(サンデーを父父か母父)より、さらにサンデーを1代遠くに持つ「サンデーの曾孫」の出走数が増えているのも今年の特徴です。

 アットウィルの父アドマイヤムーンは父の母父がサンデーサイレンス。コナブリュワーズは母母父がサンデー。コスモシルバード、ジーブラックは母父父がサンデーサイレンス。いずれもサンデーの曾孫にあたります。

 アットウィルとコナブリュワーズは父がミスプロ系でサンデー系の曾孫にあたる馬。サンデーの孫に比べ、よりミスプロ系から1200mと2歳戦適性が強調される血統馬です。最近数が増えている、サンデー系の血を引く新しいタイプの血統馬といえるでしょう

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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