札幌記念にロジユニヴァースが登録して話題になっている。
出走して話題ではなく登録しただけで話題になってしまうところが同馬の休養の長さを物語っているが、ともあれダービー馬の復帰を祝し、日曜まで順調に事が進むことを祈りたい。
さて、その復帰を記念して、今回は馬券上のヒントというよりも休み明けにまつわる記録を御紹介したい。
まず、皆さんが興味あるのはどの程度の休み明けまで馬券に絡むチャンスがあるのか? ということだろう。
平成以降の平地重賞を対象にした場合、最も長い休み明けで馬券に絡んだケースは、私が調べた範囲では2001年関屋記念2着のクリスザブレイヴ(中74週)である。以下、2010年スワンS3着ジョーカプチーノ(中73週)、1999年クイーンS2着マイネレジーナ(中60週)、1999年関屋記念2着ブラックホーク(中59週)と続く。
優勝したケースの最長はブラックホークに続く3着以内記録の5位でもある、1996年中山記念優勝のサクラローレル(中54週)。それに次ぐのが1993年有馬記念優勝のトウカイテイオー(中51週)だ。
1年以上のブランクをはねかえして中央の平地重賞で3着以内した馬は平成以降の四半世紀近くで以上の6頭しかいない。ロジユニヴァースが仮に3着だったとしても、クリスザブレイヴを大きく上回る偉業となる。
ところでロジユニヴァースといえば、これまで20キロ以上の馬体増での出走を3回経験している馬。前走がプラス22キロでの出走だったので今回は大幅増の余地は少ないと思うが、逆にマイナスの余地はある。
そこで、同じく平成以降の中央平地重賞で大きな馬体増減を乗り越え馬券に絡んだ馬を見てみると、増えたほうはプラス38キロで先述したジョーカプチーノと、2002年札幌記念優勝のテイエムオーシャンが最高記録だ。(1987年まで遡ると、京成杯でマイネルダビテがプラス46キロで2着している)。
減っていたほうは、1991年京王杯AH優勝のバリエンテーでマイナス26キロ。ロジユニヴァースはそもそもこれ以上の増減にならない可能性のほうが高いが、一方で大幅馬体増減はどの馬にも常に可能性がある話。もし重賞にこれ以上の増減の馬が出ていたら記録を意識して見る楽しみが生まれる。
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