ジャパンCダートはニホンピロアワーズが圧勝。私のサイトで発行している中間の無料メルマガで「ピークの状態」と書きましたが、まさかあんな圧勝をするとは思いもしませんでした。直線の真ん中まで持ったままで、まるで別馬でした。

　この勝因はトモのボリュームが増したことだと思います。みやこS時に比べるとトモのボリュームが増して、はち切れんばかりになっていました。それによって追走自体も楽になり、直線でのあの末脚に繋がったのだと思います。当然、この圧勝はフロックではありませんし、今後も同様の活躍が見込めると思います。

　2着のワンダーアキュートは、この馬なりに完成してきました。トモがしっかりしてぶれなくなり、腹袋もしっかりしてきました。これだけ良くなれば安定してくるでしょうし、今後は大崩れすることはなさそうです。

　3着のホッコータルマエはトモのボリュームがアップして良くなっていましたが、このレース内容はかなり健闘したと言ってもいいと思います。堅実に自分の力は出せるタイプで、今後も印は回さなければいけない馬だと思います。

　4着のローマンレジェンドはちょっと物足りない結果。馬体は前走よりも絞れて、さらに筋肉の張りが良くなっていました。前日時点ではそこまで評価していませんでしたが、当日見るとこれで仕方がないかなと思わせるほどのデキでした。レースではずぶいところを見せたということで、本来の力は出し切っていません。これを良い経験に、そのうちGIを勝つ馬だと思います。

　5着のグレープブランデーはトモに幅が出て、毛ヅヤもピカピカ。返し馬の動きも良く、好走の予感はしていましたが、まずまず健闘したと言えるでしょう。GIでは厳しいかも知れませんが、GIIやGIIIくらいなら勝ち負けできると思います。

　8着のハタノヴァンクールは前走時よりも大分張りが良くなっていましたが、体付きにまだ緩さを感じさせますし、まだまだ未完成です。これで実が入ってくれば、今回の上位勢とも勝負になる素質は持っています。あと、距離はもっと長くても良いので、東京大賞典や川崎記念とか面白そうですね。

　9着のシビルウォーは生馬を久々に見ましたが、かなり良くなっていました。地方の砂のほうが合っている感じで、交流重賞では上位争いでしょう。

　10着のエスポワールシチーはこの馬なりにいいデキでしたが、筋肉の質が少し鈍くなった気がします。

　12着のトゥザグローリーは、ダート自体は問題なかったと思います。今回はトモの張りがまだ本物ではありませんでした。パンとしてくれば、いいダート馬になると思います。

　15着に敗れたイジゲンは改めて素質の良さを感じさせましたが、レースでは相変わらずでした。馬体はだいぶんパンとしてきたので、距離短縮で見直したいと思います。

　16着のトランセンドは写真などで見えた張りがありませんでした。

【次走の注目馬】
・タマラマ
　休み明けでまだ緩かったし、これを使ってグンと良くなりそう。

・カオスモス
　柔らかい筋肉が豊富に付いてきて、グンと良くなっている。これなら上のメンバーでも十分やれる。

・コパノリチャード
　まだ太かったが、それでも格好は付けた。絞れてくればもっとやれそう。

・キャメロンロード
　トモの形が良く、走りそうな馬。柔らかさがあるので、芝替わりでも注意。

・ワイズリー
　デキの良さは目立った。今回は枠順と脚質が合わなかった。条件が平等なら巻き返す。

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