阪神ジュベナイルFはローブティサージュが優勝。新馬戦の時から能力の高さは感じていましたが、きっちりとここで勝ち切るまでに成長してくれました。当日の馬体は写真で見ていた印象よりもスッキリしたもの。若干、トモの張りに物足りなさを感じました。今回は内枠の利をフルに生かせましたが、今後、同厩舎のライバル・オツウなどと戦っていくには、より一層の成長が必要でしょう。いずれにせよ、よく勝ち切ってくれました。
2着のクロフネサプライズはボリューム感たっぷりの馬体で、プラス18キロの馬体重ながらも仕上がりが良かったです。返し馬でも豪快な動きを見せていました。やや力の要る馬場が合ったこともありますが、能力の高さは証明したと思います。
3着のレッドセシリアはツナギがいい感じに深めで、筋肉の弾力も良かったです。馬体も絞れていて好気配でしたが、このメンバーで拾うことはできませんでした。まだ良くなってくる馬です。
4着のコレクターアイテムはコロンとした体型ですが、この馬なりに仕上がっていたと思います。内が有利な馬場だったので、この結果は仕方がないところがあります。
5着のカラフルブラッサムは飛びが大きくて長いところ向き。マイルの距離は忙しかった印象です。スケール感はあるので、順調ならオークスで上位に来そうな馬です。
7着のアユサンはまだ張りが無くて緩い状態でした。もっとパンとすれば変わってくるでしょう。
8着のサンブルエミューズは筋肉の質が素晴らしく、特にトモの筋肉は素晴らしかったです。レースではスムーズに運びながら伸び切れなかったあたり、もう少し極端な競馬の方が良かったかも。
9着のディアマイベイビーはやや細く、トモの張りも物足りませんでした。レースでも位置取りが中途半端になってしまい、不完全燃焼だったと思います。一息入れて立て直せば、もっとやれる馬です。
阪神JFの的中馬券!
15着のストークアンドレイは大分すっきりしていましたが、結果的に距離が長かった感じです。ダートの短いところの走りを見てみたいところです。
17着のサウンドリアーナは距離もあるでしょうが、プラス10キロの数字通りやや太かったと思います。絞れて短縮なら。
レースが行われた条件としては、内枠と先行が有利。新刊「馬券の教科書」と週末の馬場ニュースを併せて読んでいれば単勝はこれしかないという感じだったのではないかと思います。
【次走の注目馬】
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カラフルブラッサム マイルはギリギリ守備範囲も本質的には長いところ向き。距離延長で。
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サンブルエミューズ 能力はここでも1、2を争うものを持っている。
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ストークアンドレイ ダート替わり又は距離短縮で狙い。
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イキ 今回は枠順が不利だった。能力は高いものを持っているし、フラットな条件ならすぐ勝てる。
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ネオヴァンドーム 馬体はグンと良くなっていた。前が詰まって力を出せず。京都の1800なら即買い。
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