注目レースはもちろん、阪神のラジオNIKKEI杯2歳S。来期の3歳クラシック路線の主役、あるいは大きなカギを握る馬が含まれていること間違いなしだが、いかに注目度は高くても、残念ながら7頭立ての少頭数になってしまった。これから何度も何度も繰り返してリプレイ見ることになりそうな重要なレースだが、(こと馬券では)今回は参加しにくい。少頭数で外れたりすると気分的に大きくこたえる。なにせ有馬記念の前日である。ムリはしたくない。
中山「ラピスラズリS」の伏兵ブルームーンピサ(父クロフネ)を買いたい。この馬、格下の1600万条件馬だが、最近の成績がいいのは、前回1600万下を勝ったばかりのブラボースキーと、サクラゴスペル。そして同じ1600万条件のプリンセスメモリー。あとのオープン馬は、サドンストームが前々回、オープン特別を勝っているくらいで、この組み合わせで格うんぬんはさして意味がない。雨の影響もありえる。目下のデキの良さを重視していいだろう。
前回のブルームーンピサは、スタートで他馬に寄られる不利があってリズムを崩し、16頭立ての接戦を最後方からの追走。不本意なスタートになって、まったくレースの流れに乗れず、追走して回ってきただけだった。あれは度外視して考えたい。中山1200mでは3走前、好位のインで流れに乗って1分07秒0の2着がある。
好時計続出の芝コンディションだったこと、うまくイン追走になったとはいえ、この馬の中身は「33.4〜33.7秒」。当時は55キロ。同じような位置取りになるなら、この相手でもまったくスピード能力の差はない。今回は53キロ。連闘策は過去に1回あり、きちっと勝っているから、熱くなっての連闘ながら、ただ闇雲の挑戦ではない。幸い、引いたのは偶数枠。また、芝の重馬場は一戦して勝っている。食い込んで不思議はない。
相手は、同じように前回はスタートの不利(ロス)があってGII京阪杯を11着にとどまった前出サドンストーム。11着とはいえ、差は0秒5だから大敗したわけでもない。
以下、中山に実績のあるアンシェルブルー、なぜか手の合う田中勝春騎手にもどったアプリコットフィズが本線。ムラでも潜在能力は高いヘニーハウンド、もまれない外を引き当てたマコトナワラタケを連の相手としたい。