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人気のムスカテールはストレスある1番人気だった/日経新春杯回顧

  • 2013年01月23日(水) 18時00分
担当編集(以下、編) 今週も、お邪魔しますっ! 日経新春杯獲ったので、買い方、これで良かったかなぁ? と思いまして。ちょっとM診断してもらおうかとぉ〜。

今井(以下、今) それは凄いじゃないかっ。結構ついてたでしょう?

 ええ。3連複の万馬券、3連複フォーメーションの19点買いですが、一応獲りましたので。ムスカテール、カポーティスター、サトノパンサーの3頭を中心としました!

 ふむふむ。で、理由は?

 えっと。まず10番人気のカポーティスターは、血統辞典から、ハーツクライの休み明けがプラスというのと、集中期に入っているかなって。あと、「長距離の延長はプラス」って、辞典に書いてあったので、良いかと思いまして。

 なるほど。そんなこと書いてたっけ? 僕も買い目に入れたけど、どっちかっていうと、前走が1000万で鮮度が高かったのと、ハーツクライ産駒の休み明けで、疲れの懸念が全くないのも良いかなと思ったよ。まぁ、人気も10番人気では、買わないと馬券にならないよね。

 ムスカテールは、人気だったけど、辞典のマヤノトップガンのオプションにあった内枠「A」と、解説の「内枠で闘う意欲を引き出す」を読んで決めました!

 まぁ、これはストレスのある1番人気だったからね。買っても押さえまでが妥当かな。内枠で内を回った馬が極端に有利な競馬になったから最内枠の1枠1番を目一杯活かして、それでもぎりぎり2着だった。あの内容では、普通の馬場なら3、4着が良いとこだったよ。

 そこですよ!『競馬王』のM-FIVEで、「内枠だ」ってことだったので、迷わず内枠狙いでした。それまでも内が来てましたし。

 そんなことも書いてたっけ(笑)。

 ちゃんと読んでますよ。なんたって編集ですからね。

 さすがに内が来すぎだから、そろそろ騎手がペース上げて内が潰されるのが怖いと思ったけど、まぁ、最近のJRAのジョッキーに、そんな勇気あるわけもないか。結局、上がり勝負で、内回らないと終わりだったもんねぇ。

 サトノパンサーは2走前が準OPで、まだ鮮度があって、やっぱり内枠も良いかと。

 ただ、前走が9番人気6着と、格上げの鮮度を頼って頑張っちゃった後だからね。それ以上があるかというと。疲れてるときの大幅延長はキングカメハメハ産駒は苦手だし。ただバウンド延長で人気も全く無いから、生涯鮮度に期待して、押さえる分には悪くないかもね。

 ちなみに、本当はやっぱり内枠なので、サトノパンサーじゃなくてトウカイパラダイスにしようかと思ったけど、柴山が不安でヒモに格下げしました〜。

 高倉買うのなら、柴山だって評価しないと可哀想じゃないか? まぁ、実際内回った馬以外来ない競馬だったから、3着に来たという程度の内容だけど。

 ところで、今井さんは?

 4着のカルドブレッサが本命だったよ。準OP負け後でストレス無く、ジャングルポケット産駒なら相手強化もマイナスにはならないタイプだからねぇ。人気もなかったし、最近の重賞の中では結構盛り上がって、馬券買ったぞ!

 惜しい4着! 最速上がりで追い込んで来たんですけどね〜。人気の追い込み馬が全部6着以下に沈んだように、追い込み馬は届かない流れでしたっ!

 参ったなぁ。それでも内突けば間に合って連対してたけどね。唯一頭、外から猛然と追い込んで来たけど、あの競馬では物理的に届くわけもない。手応えがありすぎると、騎手は安全策で外回っちゃうんだよね。もう少し手応えがなかったら、内突いてくれたから良かったんだけど。内目の枠なんだから、騎手は何も考えずに枠なりにそのまま内突いてくれないと、予想にならないよ。

 それでもクビ差の大接戦でしたからねぇ。少しでもペース上がるか、内突けば、今井さんがカポーティスターとの万馬券仕留めてたところだったですね。いや〜、失礼しました! ああぁ・・・儲かっちゃったなぁ〜。

 なんか奢ってね。…苺とか。

 シーズンですからね。

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※正誤表が競馬王ブログに掲載されています。

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ストレス、ショック療法など、競走馬の心身構造を馬券にする「Mの法則」を発見し、従来の競馬常識を完全に覆した。現在は、競馬雑誌等で活躍中のほか、馬券研究会「Mの会」を主催し、毎週予想情報の提供を行なっている。主な著書に「短縮ショッカー」、「ウマゲノム版種牡馬辞典」、「ポケット版 大穴血統辞典」などがある。

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