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高松宮記念に向けて視界良好/シルクロードSパドック回顧

  • 2013年01月29日(火) 18時00分
ドリームバレンチノ

ドリームバレンチノ

ダッシャーゴーゴー

"ダッシャーゴーゴー

 シルクロードSはドリームバレンチノが優勝。腹周りは余裕残しながらも張りのいい筋肉がしっかりと付いていていました。また、冬場とは思えないくらい毛ヅヤが冴えていたことからも、かなりの体調の良さを感じさせました。夏の疲労を残していた秋にくらべると、今回のほうがグンと良くなっていました。まだ上積みが見込めますし、本番の高松宮記念ではさらに上のパフォーマンスが期待できます。

 2着のダッシャーゴーゴーも立て直されて良くなっていました。59キロを背負って、スローペースで終始外を回しながら僅差の2着ですから、内容としてはかなり強いものでした。これだけ良くなってくれば次走の高松宮記念でも昨年以上が期待できそうです。

 3着のメイショウデイムはトモがしっかりして良くなっていました。ダート実績がある馬で、今のパワーを要求される馬場は合っていました。ただ、レースも完璧に乗られてのものですし、軽い馬場に出走してきた場合は評価を下げたほうがいいでしょう。

 4着のマジンプロスパーは前走時がプラス16キロ、今回が6キロ増ですから、かなり馬体が増えてきましたが、見た目はまったく太くないですし、むしろ良くなってきています。これを使った効果は大きそうですし、昨年同様に阪急杯を使われるようならチャンスでしょう。

 エーシンホワイティは前走時のほうが張りのいい体でいいデキだったと思います。スギノエンデバーは良くなっていましたが、小柄な馬でハンデも堪えた感じです。ただ、馬体自体良くなっているので、近走の巻き返しは濃厚です。

サドンストーム

サドンストーム

 サドンストームは素晴らしいデキで、力の要る馬場状態も合っていたので期待しましたが、直線で捌けなかったこともあり14着と惨敗。ちょっと走り時の判断が難しい馬ですが、状態は良いので近走また好走する可能性は秘めています。

 さて、先週の京都の馬場は芝・ダート共に重い質でした。芝はフレンチデピュティのようなあからさまに見栄えのする、筋肉質な馬が好走していました。ダートについては重心が低めで、トモ量の多い馬が特に短距離で活躍していました。来週も同じ傾向になるとは限りませんが、似たような傾向なら、上記に該当する馬を狙っていけば、必然として的中にたどり着くのではないかと思います。

【次走の注目馬】
マジンプロスパー
次が良くなってきそう。極端に馬体減らなければ。

トップオブカハラ
筋肉量がアップして、非常に見栄えのする体付きになってきた。次走は勝ち負け。

ラニカイツヨシ
今回はまだトモの張りが一息だったが、能力のあるところは見せた。次走はスンナリ。

アドマイヤフライト
まだまだ実の入りが甘いが、その状態でも圧勝。器が大きい。次走も当然勝ち負け。

ハートランド
馬体重の割に薄めの造りで、この日の馬場は合わなかった。軽い馬場なら。

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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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