ここ数年、東京新聞杯の特別登録が出るたびに「準オープンを勝ちたての馬はいるか?」と探すのだが、今年もいなかった。
というのも、2〜3年前に「東京新聞杯は前走準オープン組がきている」ということに気付き、そこから買い始めたのだが「気付いたときが終わり」の典型でプロヴィナージュ→フラガラッハと大敗し、昨年は該当馬自体がいなかったのである。そして今年もいなかったということだ。
気付いたタイミングとはちょっと違う期間設定になってしまうが、過去10年の前走クラス別成績はこんな感じ。
※左から前走クラス、勝率、連対率、単複回収率
【1600万下】25.0%、33.3%、280円、131円
【OP】6.0%、18.0%、146円、103円
【G3】3.3%、8.2%、7円、84円
【G2】8.3%、8.3%、85円、70円
【G1】6.3%、6.3%、71円、75円
理屈に合わないほど、前走クラスが下位の組が好成績となっている。斤量云々というより、「格より勢い」的なことになっているのだろう。
この中でも一番扱いが厄介なのが前走G3組だ。実は直近の4年、のべ23頭が出走して1頭も馬券に絡んでいない。09年は1,4番人気馬が、昨年は1、2、3、5番人気馬がこの組だったが、いずれも崩れている。
5年前には前走G3組が2、3着しているのだが、その2頭は前走12着と8着で、東京新聞杯では13番人気と12番人気。まったく常識では対応できない。
今年は前走G3組が5頭いるが、この中から5年前のような激走馬が出てくるのか? それとも無理にそこを狙うより明らかに成績の良い前走オープン特別組(登録12頭→最終的にはもっと少なくなるはず)から◎を選ぶべきなのか。それが東京新聞杯の予想のスタートとなる。