この時期(1月〜2月)に行われる東京芝1600m(過去2年)にて、産駒が5勝以上している種牡馬は、
ディープインパクト、
ハーツクライ、
ステイゴールド、
ジャングルポケット、
デュランダル。デュランダル以外は芝2000m以上の上位種牡馬でもあるように、スタミナ指向が強い種牡馬が並んでいます。
なお、これらスタミナ種牡馬で勝利した馬のおよそ50%は母父がミスプロ系かストームキャット系かダンチヒ系の馬。
つまり、父がスタミナ型種牡馬であれば、母父は1200mにも対応できるような米国型の速い血を持つタイプの方が、より好走率が上がるわけです。
また、この時期の東京芝1600mは1〜3枠に入った馬は勝率9%で複勝率26%。単勝回収率、複勝回収率ともに95%を越えています。
一方、7〜8枠の馬は勝率4%。複勝率は15%。単勝、複勝回収率はともに30%台。圧倒的に内枠有利で外枠は不利な傾向が出ています。
先週も、東京芝1600mは2レース行われましたが、いずれも3コーナー2番手以内の馬か7番より内の馬。内を回ってきた馬が有利でした。
今週末の東京芝1600mも「芝1800m以上をこなせるような血統背景を持った馬。特に父か母父が1400m以下にも対応できる血統」を持ち合わせた馬の中で「内寄りの枠を引いた馬」を狙うアプローチが有効でしょう。
▼netkeiba.comのスマホ版「
競馬総合チャンネルby netkeiba.com」、携帯版「
競馬総合チャンネル」では、毎週金曜20時に亀谷敬正氏が週末の重賞を展望するコラム「血統ビーム的見解」を掲載中!
▼亀谷敬正氏の勝負レース、最新情報等は「
亀谷敬正オフィシャルサイト」へ

重賞アプローチ式データブック
重賞の予想はこれ一冊でカンペキ! 競馬予想レッスンプロこと亀谷敬正氏による、重賞データブック『重賞アプローチ式データブック』の2013年版がパワーアップして登場。競馬予想のレッスンプロとして多くのファンを獲得している亀谷敬正氏が、中央競馬で行なわれるすべての平地重賞の、万馬券獲得や的中率をアップさせるためのポイントやヒントを紹介。また、予想に役立つ独自のデータも並べて掲載しています。
2013年に行なわれる中央競馬の平地重賞全124レースを対象に、各重賞の馬券検討の上で亀谷氏が重視する重要なポイントを、本当に知っておきたいデータを掲載した過去5年の結果を元に解説。さらに該当コースのサイアーランキング、ローテーション・脚質・番手・前走着差・社台系or非社台系の生産牧場の過去5年の傾向をグラフ化。巻末には、亀谷氏独自のデータをより活用するための、世代別・距離別・上級条件限定・コース別のサイアーランキング、種牡馬別傾向グラフを掲載。重賞以外の馬券検討にも役立ちます。