競輪
素質馬が先につながる内容で完勝/共同通信杯パドック回顧
- 2013年02月12日(火) 18時00分
メイケイペガスター
ゴットフリート
共同通信杯はメイケイペガスターが優勝。フジキセキ産駒の良くない部分である硬さが出てきた感じはしますが、相変わらず馬っぷりはいい馬です。筋肉量が多いですし、今回は馬体も絞れてシャープになっていました。レースでは鞍上が「返し馬をていねいにやった」効果が出たのか、上手くなだめることができて出遅れから2番手を取って折り合う競馬。この形で競馬ができたのは大きいですし、先につながる内容だったと思います。
2着のゴットフリートは柔らかさの目立つ馬体。ただ、筋肉の張りなどはまだまだで、状態としてはいかにも休み明け初戦という感じでした。実が入ってきてマイル戦なら堅実に走りそうです。
3着のマイネルストラーノはディープインパクト産駒で馬格もあまりないですが、筋肉の質や量を見るとパワータイプ。時計は速くてもある程度パワーを要求される今の馬場への適性が高かったと思います。また、前が残る馬場で内の番手と条件も良かったと思います。今回はハマった感もありますが、馬は確実に良くなってきているので、今後も警戒は必要でしょう。
マイネルストラーノ
ラウンドワールド
5着のマンボネフューはふっくら好仕上がりという感じでしたが、レースでは悪いところが出て、直線でも詰まったりして競馬になりませんでした。府中では瞬発力負けするところもあるので、中山のようなコースの方が合っていると思います。良い馬なので、条件が合えば巻き返します。
6着のトウシンモンステラは人気ほど悪い馬ではなかったと思います。7着のザラストロは馬体が良くなってきません。もっと力の要る馬場のほうが合っていると思います。8着のケイアイチョウサンは張りこそあまりありませんでしたが、仕上がりは良かったと思います。レースでは完全に勝ちパターンくらいで運んでおきながら、直線ではまったく伸びず。もう少ししっかりと筋肉を付ける必要があります。
10着のマイネルマエストロは絞れて良くなっていましたが、厳しいペースでもないのに直線ではパタッと止まりました。中止になった京成杯で輸送した関西馬が、その後まったく駄目なので、同じように影響があったのかも知れません。これらの馬の次走は「筋肉の張り」という点に重点を置いて判断したいと思います。
さて、先週は「馬場ニュース」で取り上げた穴馬が下記のように激走しました。
【2月9日(土)】
京都7R：アーセナルゴール・3着 複勝320円 3連複6600円 3連単27440円
京都10R：アルティシムス・1着 単勝3670円 馬単26490円 3連複19830円 3連単185820円
小倉10R：ミリオンフレッシュ・1着 単勝1100円 馬単10560円 3連複12690円 3連単81750円
【2月10日(日)】
京都12R：テイエムシシオー・2着、複勝410円、馬連9590円、3連複38670円、3連単209460円
東京11R：メイケイペガスター・1着、単勝560円、馬単2370円、3連複16010円、3連単79330円
東京12R：カネトシリープイン・2着、複勝210円、馬連830円、3連複6390円、3連単23180円
※配当はその馬が絡んだ馬券の配当。
個人的にはアルティシムスとミリオンフレッシュ、カネトシリープインで美味しい思いができました。特にアルティシムスは会員予想でも勝負レースに挙げていたので良かったと思います。最近はコンスタントに走ってくれているので、金曜・土曜の馬場ニュースで挙げたオススメ穴馬に注目してもらえればと思います。
また、「馬場ニュース」で書いてある内容は、拙著「馬券の教科書」を読んでもらえれば、その内容を深く理解できると思います。必ず役に立つと思いますので、まだお読みいただいていない方はぜひご一読ください。
【次走の注目馬】
・マンボネフュー
中山向きで、コース替わりで注目。
・シゲルシバグリ
好馬体。後ろの馬に乗り掛けられてリズムが崩れたとのこと。スムーズなら巻き返す。
・コトブキゴールド
今回は外の差し馬が不利な馬場。内枠の方が合う馬で、内を引ければ。
・オーキッドレイ
今回は枠順の時点で負け。素質は悪くないし、フラットな馬場ならもっとやれる。
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