今週末はフェブラリーSも行われますが、ダイヤモンドS、小倉大賞典と2つの芝ハンデ重賞も行われます。この2レースの方が、血統を重視して馬券を買うのならば魅力的なレースかもしれません。
なぜなら、芝のハンデ戦は「昇級戦(格上挑戦)の良血馬」を機械的に狙い続けるだけでも簡単にプラス収支になってしまうからです。
たとえば、ディープインパクト産駒が芝の「ハンデ戦」に「昇級戦、もしくは格上挑戦」で出走した場合。単勝回収率112%、複勝回収率100%、勝率32%、複勝率61%。よく当たる上に期待値も上々です。
また、母父トニービン、ブライアンズタイム、サドラーズウェルズ、ダンスインザダーク、リアルシャダイ、ダンシングブレーヴ、サッカーボーイも軒並みプラス回収率を記録。
これらはスタミナと底力が豊富な血統馬。つまり、スタミナ、底力に優れた繁殖牝馬の産駒はハンデ戦で高い期待値を記録するわけです。
昇級戦に加えハンデ戦ともなると、今まで以上に潜在的なスタミナ、底力を引き出されやすくなる状況が多くなります。よって、スタミナと底力を高い次元で持っている可能性の高い血統馬は、必然的に昇級戦のハンデ戦に出走することによって眠っていた潜在能力を開花させるのです。
血統派のレッテルを貼られている身としては、今週末はハンデ重賞のどちらかを的中させたいものです(もちろん、フェブラリーSが当たってくれても嬉しいですが)。
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