スマートフォン版へ

netkeiba

「オシャレ老眼鏡買いました」太がファンの疑問に答えます!

  • 2013年02月19日(火) 18時00分
「競馬ファンに聞いてみたいことはありますか?」「レース前に競馬新聞はチェックしますか?」などなど、今回もユーザーから素朴な疑問が多数寄せられています。レース前、騎乗予定馬のVTRなどはほとんど観ないという感覚派の小牧騎手ですが、はたして競馬新聞は入念にチェックする!?

■勝ったときは、手を振ったりしたほうがいい?
──今回は、恒例のユーザーからの質問特集です。まず最初の質問ですが、「レースのことからプライベートのことまで、いつもおもしろおかしく、時には真面目に何でも答えてくださる小牧さんですが、逆に競馬ファンに聞いてみたいことはありますか?」というものです。

競馬場グルメも気になります

競馬場グルメも気になります

小牧 ファンに聞いてみたいこと? なんやろ? どこの競馬場のどんな食べ物がおいしいかとか(笑)。あとはそうやねぇ、勝ったときウィナーズサークルに写真を撮りに行くでしょう。そのときに、ファンの人が集まってくれますやん。そこでね、僕にどうしてもらいたいか聞いてみたい。手を振ったりしたほうがいいのかとか、僕なりに考えたりするんですわ。

──なるほど。きっとそれに対する答えは、『太論』宛てに多数寄せられると思いますので、次回、ご報告したいと思います。ちなみに、小牧さんはウィナーズサークルで、あまりサインはされないようですね。

小牧 そうやね。レースが続いているときは絶対にしない。僕の場合、時間もないし、次に集中したいからね。それはもう、ファンの人もわかってくれていると思う。実際、無理やりサインを求めてくるファンはいないから。レース間隔が空いているときはするよ。

──続いては、「先日JRA賞が決まりましたが、2012年を振り返って、ご自分に賞を挙げるとしたら何賞を挙げたいですか?」という質問です。

小牧 去年は何賞も挙げられんね。無冠です。やっぱり、ケガをしてしまったことがね。去年はそれに尽きる。

──秋競馬も後半に入ってからのケガでしたから、余計かもしれませんね。ちなみに、JRA賞はローズキングダムが最優秀2歳牡馬(2009年度)を受賞したとき、授賞式にご出席されてますが、どんな思い出がありますか?

小牧 ん〜、あくまでも僕の印象だけど、授賞式後のパーティーは、祝勝会とかいつものパーティーと一緒やね。食べ物や飲み物もたくさん出るけど、写真を撮ったりいろいろと忙しくて、僕らはゆっくりと食べられへんし。とにかく写真、写真やから、モグモグ食べとったら申し訳ないでしょ。

新聞で一番見るのは…

新聞で一番見るのは…

──そうですね。ジョッキーはつねに大勢の方に囲まれている印象があります。続いては、「競馬の前に情報収集として、競馬新聞はチェックされますか?」という質問がきています。

小牧 それがねぇ…最近、競馬新聞が見えなくて。もう目がヤバい(笑)。ついにオシャレな老眼鏡を買いましたわ。汗取りの最中に老眼鏡を掛けながらマンガを読んでるのは、おそらく僕くらいやと思うよ(笑)。最近はもうね、堂々と掛けてるわ。競馬新聞を見る習慣はもちろんあるよ。

──ジョッキーとしては、どのあたりを一番見ますか?

小牧 まずは人気しているのかどうか印を見て、あとは相手関係やね。どの馬が行くのか目星を付けて、じゃあ今回は2、3番手に付けたいなとか、後ろでジッとしておこうかなとか、漠然とですけどシミュレーションをしたりして。

──人気の確認と展開予測ということですね。

小牧 そうだね。それでも僕の場合は、ザッと見る程度だけどね。人によっては、もっとジックリと見て、いろいろ考えたりしてるんちゃうかな。

──調教にも乗らず、久々に騎乗される馬などでも、競馬新聞の成績欄を見るとパッと思い出すものですか?

小牧 いや、やっぱりね、数を乗るから思い出せんこともあるんですわ。だから、1頭1頭、自分の感想をメモしておかなきゃアカンね。そうすれば、次に乗るときにどういう馬やったか、すぐに思い出せるやろうから。実は今年の目標はそれやったんだけど…。

──ご自分なりに、レース後にひと言、書き留めておくと。

小牧 そうそう。競馬が終わって、部屋に帰ってからでも、これからはメモするようにしよ。その日のうちなら、さすがに覚えてるから(笑)。年齢とともに、やっぱり忘れっぽくなるからねぇ。もう46歳になるんやから…。

──小牧さん、気が早いですよ。誕生日はまだまだ先です(笑)。

小牧 たしかに誕生日はまだまだやけど…。すごいよね。自分でも46歳なんて信じられんわ。

──では今週末からさっそく、「太メモ」を付け始めるんですね?

小牧 本当はね、年が明けてすぐに始めようかと思ってたんやけど、ノートを買ってくるのを忘れて…(笑)。

──今度、私が買ってきます(笑)! メモを付けようと思い始めたのは、なにかきっかけがあったのですか? どなたかの影響とか?

小牧 いや、自分で忘れっぽくなってるなぁと思ったから。乗ればすぐに思い出すんやけどね。新聞を見ただけでは、パッとその感覚を思い出せんこともあるから。とくに一度しか乗ってない馬はね、ふと聞かれたときになかなか思い出せん。

──なるほど。「太メモ」を付け始めれば、成績にも好影響が出る可能性大ですね。

小牧 そうやね。ちょっとしたことでもメモをしておけば、次に乗るときに役に立つはずやから。

──実際、そういう作業をしていらっしゃるジョッキーもいるんですか?

小牧 いるいる。事細かに書いてる人、おるよ。外国人ジョッキーとか、何やらノートにびっしり書いているのを見たことがある。

──では、次回お話をうかがったときには、「太メモ」が始まっていることを期待しています。

小牧 ん〜、まずはノートを買わんと。この調子だと、始まってないかもしれんね(笑)。

【次回の太論は?】
1月後半から2月中旬のレース回顧、そして、先日現役を引退された安藤勝己騎手への想いや、マル秘エピソードを明かします!
質問募集
太論 / 小牧太
このコラムでは、ユーザーからの質問を募集しております。あなたから
コラムニストへの「ぜひ聞きたい!」という質問をお待ちしております。
質問フォームへ

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング