阪急杯は1番人気のロードカナロアが優勝。当日の馬体重はプラス8キロでしたが、全く緩い所が無く、きっちりと仕上がっていました。柔らかい筋肉がしっかりと付いた極上の馬体。休み明けの1400mで外を回しての完勝は正に力の違いを見せつけた感じです。次は更に良くなるでしょうし、まず負けないのではないかと思います。

　2着のマジンプロスパーは馬体が絞れて動ける態勢になっていました。やはりこの時期が合うようです。レースではちょっと控え過ぎた気はしますが、あの形で伸びてこれたのは次への大きな収穫です。次走の高松宮記念でも当然上位争いできるでしょう。

　3着のオリービンはまとまりの良い馬体で、弾力のある筋肉がしっかりと付いていました。阪神の1400mという条件にも適性が高く、この好走はフロックではないと思います。条件さえ合えばG3レベルなら十分勝ち負けできます。

　4着のサンカルロは前走比プラス10キロの馬体重でしたが、そこまで太くは映りませんでした。ただ、余裕残しであったことは確かでしょう。筋肉に柔らかみもありますし、次走に向けての上積みは大きそうです。

　アプリコットフィズはトモに筋肉が付いて良いデキでした。レースでも出遅れて最後方から脚を伸ばして7着なら上々と言える内容ですし、復活の兆しは見えてきたと思います。牝馬同士なら次走は勝ち負けできても良い、と思ったのですが残念ながら今回で引退のようです。

　9着に敗れたエピセアロームはもう一張り欲しい馬体でしたが、馬の良さはこのメンバーに入っても目立っていました。今回は枠順も悪かったですし、次走フラットな条件なら巻き返せるでしょう。ただ、距離は1400mは最低欲しい感じです。

　13着のクィーンズバーンはこの馬なりに良いデキでした。今回は展開がきつかったですが、スムーズに運べそうなメンバー構成なら違った結果を出せても良いと思います。

【次走の注目馬】

・ヴァンヌーヴォー
久々だったが上々の内容。次は変わってきそう。

・ラキシス
能力は高いものを持っている。馬体が増えてくれば。

・レッドジェラルド
弾力のある筋肉で素質を感じる。今回は枠順が悪かったので、次走は巻き返し必至。

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