週末に重賞2レースを含む、3鞍組まれている中山芝1800mの最近の傾向を分析します。

　先週は中山芝1800mが2レース行われましたが、いずれのレースでも父トニービン系の馬が人気薄で馬券に。

　中山牝馬Sを勝利したマイネイサベルの父はトニービン産駒のテレグノシス。同日の5レースを5人気で3着に走ったアトラスバローズの父もトニービン産駒のジャングルポケット。

　先々週、3月3日に中山芝1800mで行われた5レースの未勝利戦を10人気で勝利したアルファアリアの父はリンカーン。母父にトニービンの血を持つ種牡馬。5人気で2着のシンクロニシティは母系にトニービンと同じグレイソヴリン系種牡馬の血を持つ馬。

　また、今開催に行われた中山芝1800mで3頭の馬券対象馬を出し、複勝回収率もプラスのキングカメハメハ、複数の馬券対象馬を出したジャングルポケットはいずれもヌレイエフの血を持つ馬。

　母父ヌレイエフ系も5人気以下の人気薄が複数馬券になり的中率も60％を越えているように、ヌレイエフも今開催の中山芝1800mに相性の良い血統です。

　トニービン、ヌレイエフに共通するのはバテてから粘る馬力に優れていることです。前開催の東京、京都芝よりも馬力が要求される中山芝1800mで前進する血統馬の期待値が高いといえるでしょう。

　ちなみに、フジTV賞スプリングS出走馬でトニービンかヌレイエフの血を持つ馬は、クレバーユニバース、ショウナンダイラ、シンネン、フェイムゲーム、マンボネフュー、ワイルドドラゴンのようです。

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