スマートフォン版へ

「現役で一番速いのはウチの馬」西園師/トレセン発秘話

  • 2013年03月20日(水) 18時00分
 日本で一番速い馬は?

 サクラバクシンオーと答える人は多いだろうし、日本レコードを保持するアグネスワールドと言う人もいるかもしれない。日本のサラブレッドが記録した1ハロンの最速ラップ=9秒6を02年アイビスサマーダッシュでマークしたカルストンライトオを推す人も少なくないだろう。

 では、現役で一番速い馬は?

「さすがにカルストンライトオにはかなわないけど、現役馬で一番速いのはウチのじゃないかな」とは西園調教師。

 管理馬ハクサンムーンは昨年のアイビスSDで、デビュー23戦で一度たりともハナを譲ったことがなかったエーシンダックマンを抑えて先頭を走り、2ハロン目に9秒9の快速ラップを刻んでいるのだ。

「あの時、騎乗していた石橋は“1000メートルでもひっかかっていました”というからとんでもないスピードだよね。元ジョッキーとしてあれだけのスピードでは周りがどんな景色に見えるのか、一回乗ってみたいぐらい」と言う。

 初重賞Vを決めた昨年の京阪杯では前半34.3-34.2秒という絶妙なペース配分で逃げており、抑えが利かない暴走タイプではないのだが「ウチのはタメて行っても仕方がないし自分の競馬をするだけ」とトレーナー。同じ西園厩舎の先輩逃げ馬シルポート同様、競りかけてくる馬がいても徹底先行を貫くつもりのようだ。

 現在日本で一番速い馬が後続を引き連れてレースをつくるであろう今年の高松宮記念。GIらしく息の入らないラップが続く大熱戦となりそうだ。
(栗東の坂路野郎・高岡功)

※本日は『吉田竜作マル秘週報』も更新されております。下部のバックナンバーからご覧ください。

今日の東京スポーツ一面

今日の東京スポーツ一面

東京スポーツ 今日の紙面
WBCで開眼「1番鳥谷」虎新構想浮上
・GI高松宮記念追い切り カナロア絶好頂!
・猪木がIGF新世代に猛ゲキ
・香川にみなぎるマンUオーラ
・ほしのあき復帰のカギはたかじん
・<中央競馬>【追い切り】日曜中京・GI高松宮記念/土曜阪神・GIII毎日杯/土曜中山・GI日経賞/日曜中山・GIIIマーチS/ジェンティル国内最終追い

ブランケット版による大型紙面が大迫力となって読者の目を射る。夕刊時間帯による海外ゴルフ等の速報。未来の情報エリアをリードする総合スポーツ・レジャー紙は東京スポーツ、大阪スポーツ、中京スポーツ、九州スポーツの日本列島縦断の4社体制。特に東京、大阪、中京の3紙は、同時印刷を行っている。メイン紙面は東京制作であるが各紙各々地域に密着した紙面も制作している。九州のみ朝刊として発行、独特な紙面づくりを行っている。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして競馬評論家・井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。

関連サイト:競馬トウスポWeb

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング