日本で一番速い馬は?
サクラバクシンオーと答える人は多いだろうし、日本レコードを保持するアグネスワールドと言う人もいるかもしれない。日本のサラブレッドが記録した1ハロンの最速ラップ=9秒6を02年アイビスサマーダッシュでマークしたカルストンライトオを推す人も少なくないだろう。
では、現役で一番速い馬は?
「さすがにカルストンライトオにはかなわないけど、現役馬で一番速いのはウチのじゃないかな」とは西園調教師。
管理馬ハクサンムーンは昨年のアイビスSDで、デビュー23戦で一度たりともハナを譲ったことがなかったエーシンダックマンを抑えて先頭を走り、2ハロン目に9秒9の快速ラップを刻んでいるのだ。
「あの時、騎乗していた石橋は“1000メートルでもひっかかっていました”というからとんでもないスピードだよね。元ジョッキーとしてあれだけのスピードでは周りがどんな景色に見えるのか、一回乗ってみたいぐらい」と言う。
初重賞Vを決めた昨年の京阪杯では前半34.3-34.2秒という絶妙なペース配分で逃げており、抑えが利かない暴走タイプではないのだが「ウチのはタメて行っても仕方がないし自分の競馬をするだけ」とトレーナー。同じ西園厩舎の先輩逃げ馬シルポート同様、競りかけてくる馬がいても徹底先行を貫くつもりのようだ。
現在日本で一番速い馬が後続を引き連れてレースをつくるであろう今年の高松宮記念。GIらしく息の入らないラップが続く大熱戦となりそうだ。
(栗東の坂路野郎・高岡功)
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