自称血統通はもちろんのこと、あまり血統に興味のない馬券プレイヤーでも「父サンデー系」を買い続けだけでは、馬券的期待値が高くないことはわかりそうなものです。
芝1200m戦においても父サンデー系の単勝回収率、複勝回収率は80%弱(2012〜)馬券対象馬は30%を占めるように、数多く馬券にはなりますが、馬券期待値的にも、父サンデー系だけに注目しても何の特徴も出ません。
ただし「父サンデー系」も「枠順」と絡めれば、まだまだ使えるどころか、期待値的にも非常に優秀なファクターになるのです。
父サンデー系が芝1200mにて「7、8枠」の外枠に入った場合。単勝回収率は128%。複勝回収率は95%(2012年〜)「外差しのサンデー」を狙い撃ちすることは、芝1200mでは効果的な戦術になります。
なかでも、今週末に高松宮記念が行われる中京芝1200mは、特にサンデー系の外差しが決まりやすいコース。中京芝1200mで「7、8枠」に入った父サンデー系の産駒の単勝回収率は213%。複勝回収率は129%。複勝的中率27%と優秀な成績を収めています。
もともと、外差しが決まりやすい中京芝1200mでは「外サンデー」の破壊力はさらに上昇するわけです。
ちなみに、中京芝1200mでは6枠のサンデーも複勝回収率144%で的中率29%。外枠のサンデーがどの馬になるのか知りませんが、興味深いものです(この原稿が出ている頃には外枠のサンデーがどの馬かはわかっているのでしょうが、この原稿を書いている段階ではわからないので)
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