この時期に毎年取り上げられる牝馬のフケ=発情期。この兆候が出てしまうと競馬に集中できず、敗退の原因になったりすると言われる。
中には「フケが原因で負けたなんて言い訳だろう。治療も進化しているから昔に比べてフケの症状もひどくないし、力がある馬はフケなんて関係なく勝つ時は勝つもの」(松田博調教師)という関係者もいるが、現実にフケが来る今の時期に成績が落ち込む馬もいるわけで…。今週の阪神牝馬Sを予定しているメイショウデイムなどはその典型。この時期になると他馬よりきついフケの症状が出て、競馬に集中できなくなってしまうという。
「一般的に牝馬に訪れるフケの周期は3週置きに1週間来るぐらいだけど、この馬はそれがひどくて3週間ぐらいフケが続く」とは中地厩務員。今年もそんなイヤ〜な季節がやってきてしまい「先々週あたりからフケの兆候が出てしまった」。調教に行く時でも立ち止まって進んでいかず、やたらと後ろを振り向いたり、妙に落ち着かないのだという。
もちろん、今フケが来ているからといってレースまでには完全に直っている可能性は十分あるし、松田博調教師が言うように、フケが来ているから競馬で走らないとは限らないのだが…。あまり歓迎すべき材料でないことは確かだろう。
混戦桜花賞(7日、阪神)も同様だ。この時期特有の牝馬の“特性”が来てしまっているようではツキがないと言わざるを得ない。デキの良しあしこそがなにより重要。カイ食い、落ち着き、集中力…全てが順調に推移している馬を探り当てて的中につなげたい。
(栗東の坂路野郎・高岡功)
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