基本的に月曜しか休日がなく、祝日など関係のないトレセンにあってゴールデンウイークなど別世界の話だが、競走馬の輸送に影響を与えるのは毎年のことだ。今年も今週、来週の輸送にはGWの渋滞を予想して馬運車の出発時間が早期出発のみに限定されることがJRAから発表されている。
この交通渋滞の余波を受けやすいのが毎年GW近辺の日程で行われる天皇賞・春だ。
真ん中の3日間を休みにしてしまえば最大10連休となる今年のGW。今週末に関しては「本当に渋滞するのは来週末じゃないのか」と予想する関係者も少なくないが、同じような日程だった昨年は春天出走の関東馬のうちジャガーメイル、ケイアイドウソジンなどが渋滞を嫌い早めに京都競馬場入りしている。08年にはドリームパスポートがGW渋滞に巻き込まれ、京都到着が大幅に遅れたことが原因で力を出せなかったといわれた。
日本道路交通情報センターによれば今週27日には中央、名神など競走馬の輸送ルート上にある高速道路が早朝から渋滞する予測情報がすでに発表されている。
実際、渋滞するかどうかはさておき、レース前にこうした不安があること自体が関東馬にとっては余計なリスク。レースを盛り上げるためにもフェノーメノには輸送負担をなるべく抑えた状態で京都に到着し、マックスのデキでゴールドシップに挑戦状を叩きつけてもらいたい。
(栗東の坂路野郎・高岡功)
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