3歳クラシック第1弾が牝馬、牡馬とも終了しNHKマイルCの登録馬も発表された。青葉賞、京都新聞杯、プリンシパルSと終わればもうダービーまではアッという間。同時にPOGドラフトの締め切りも間近に迫り、多くのゲーマーが期待と不安に胸を高鳴らせているのでは。
そんな中、25日に「ザッツPOG」が発売となります。手前みそになりますが、今年はスタッフの奮闘でゴールデンウイーク前の発行にこぎつけることができました。連休中にドラフトリストを作成する人も多いでしょうから、その参考にしていただければ幸いです。
で、その前に肝に銘じておきたいのが先週の当コラムで触れた「預託頭数制限」の話題。これまでは「馬房数×3」まで管理馬を預託できたが、これが2.5倍に引き下げられるのだ。現在、厩舎の馬房数は最大で28。以前なら84頭を預かれた厩舎でも70頭に減らされる。この事態がPOGにどう影響を及ぼすかを具体例で説明すると…。
28馬房を持つA厩舎は昨年まで80頭を預託していたが、新規約に合わせるため多くのオーナーに掛け合って転厩、転出、登録抹消を行い、どうにか66頭にまで減らしたとしよう。それでも2歳馬の産地馬体検査を受けようにも最大で4頭しか受検できない。しかも2歳馬を計22頭も預かる予定だとしたら、新規で登録、入厩させるためには活躍中の馬を何らかの形でさらに減らしていくしかなくなるのだ。
「3歳未勝利馬が片付けば」とお思いの方もいるだろうが、リーディング上位の厩舎ほど勝ち上がって残るケースが多く、これが皮肉なことに2歳馬の新規登録を遅らせる原因にもなっている。
さらに厩舎の運営上の事情もある。2歳新馬は環境への慣れ、ゲート試験など、どうしてもデビューまで時間がかかる。一度に多数を入厩させてしまうと、それらがデビューするまでの期間は賞金を稼ぐ馬が少なくなるのも当然。賞金から得られる進上金がスタッフの給料に反映されるため、「3歳未勝利でもいいから数を使える方を」という声が出てきてしまう。その一方で2歳馬の馬主からは「早く使ってくれ」とプレッシャーをかけられ…。実際に「どうしてこんなルールにしたんだ」と愚痴をこぼすトレーナーは一人や二人ではないのだ。
なぜ、このようなルールが設けられたのか。そのあたりは次週に触れてみたいが、まず今年のドラフトで注意したい点をあらためて。各厩舎の預託上限と現在の預託頭数はどれほどか――。ここをチェックしてから指名馬のリスト作りを進めてほしい。
※本日は『トレセン発秘話』も更新されております。下部のバックナンバーからご覧ください。
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