スマートフォン版へ

サムソンの子をダービーへ/トレセン発秘話

  • 2013年05月03日(金) 18時00分
 先週の青葉賞に今週のプリンシパルSと京都新聞杯。ダービー出走権利を獲得できるレースはこの3つ(京都新聞杯はトライアルではないが、ほぼそういう位置付け)。勝負駆けの陣営はダービーに使える可能性が少しでも高くなるよう、吟味してエントリーを決めている。そんな中でも、一番慎重に出走レースを精査していたのがメイショウブシンの沖調教師だ。

 なにせ、前記3レースに登録していたのはこの馬とヒルノドンカルロだけで、メイショウブシンは今週水曜(1日)段階でも京都新聞杯に向かうのか、プリンシパルSに行くのか決めかねていた。「プリンシパルSは勝たないといけない。平坦で勝ってきた馬で京都のほうがコースはいいけど、京都新聞杯2着でもダービーに行けるかは微妙」(沖調教師)ということで結局プリンシパルSに決定した。

 なんでも松本好雄オーナーが所有するメイショウサムソン産駒で勝ち鞍をあげているのはこの馬だけで、オーナーのためにも「なんとかサムソンの子をダービーに使いたい」(沖師)という。それだけ沖師が力を入れるのも能力があるからこそ。小倉で未勝利を勝った丸田もこの馬にほれ込んで「プリンシパルSに使うなら新潟の予定を全部キャンセルして東京に乗りに行くと言ってくれていた」(沖師)のだとか(結局鞍上は三浦)。プリンシパルSにはもう1頭サムソンズプライドというサムソン産駒が出走を予定しているが、真打ちはこっち。

 06年のダービーを横綱相撲で勝ったサムソンの子が、同じ勝負服でダービー出走を決める…そんなシーンを想像しながら、メイショウブシンを応援したい。
(栗東の坂路野郎・高岡功)

今日の東京スポーツ一面

今日の東京スポーツ一面

東京スポーツ 今日の紙面
<NHKマイルC>天皇賞3連単的中!舘林の◎
・虎団結“藤浪燃え尽き症候群”なんて言わせない!
・中日宣戦布告「ノリの2000安打阻止」
・保田圭結婚で出版界は“逆襲本”争奪戦
・ジャンボ腰痛で棄権「ゴルフをやり過ぎだな」
・北野映画「アウトレイジ」が監督賞

ブランケット版による大型紙面が大迫力となって読者の目を射る。夕刊時間帯による海外ゴルフ等の速報。未来の情報エリアをリードする総合スポーツ・レジャー紙は東京スポーツ、大阪スポーツ、中京スポーツ、九州スポーツの日本列島縦断の4社体制。特に東京、大阪、中京の3紙は、同時印刷を行っている。メイン紙面は東京制作であるが各紙各々地域に密着した紙面も制作している。九州のみ朝刊として発行、独特な紙面づくりを行っている。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。

関連サイト:競馬トウスポWeb

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング