先週の青葉賞に今週のプリンシパルSと京都新聞杯。ダービー出走権利を獲得できるレースはこの3つ(京都新聞杯はトライアルではないが、ほぼそういう位置付け)。勝負駆けの陣営はダービーに使える可能性が少しでも高くなるよう、吟味してエントリーを決めている。そんな中でも、一番慎重に出走レースを精査していたのがメイショウブシンの沖調教師だ。
なにせ、前記3レースに登録していたのはこの馬とヒルノドンカルロだけで、メイショウブシンは今週水曜(1日)段階でも京都新聞杯に向かうのか、プリンシパルSに行くのか決めかねていた。「プリンシパルSは勝たないといけない。平坦で勝ってきた馬で京都のほうがコースはいいけど、京都新聞杯2着でもダービーに行けるかは微妙」(沖調教師)ということで結局プリンシパルSに決定した。
なんでも松本好雄オーナーが所有するメイショウサムソン産駒で勝ち鞍をあげているのはこの馬だけで、オーナーのためにも「なんとかサムソンの子をダービーに使いたい」(沖師)という。それだけ沖師が力を入れるのも能力があるからこそ。小倉で未勝利を勝った丸田もこの馬にほれ込んで「プリンシパルSに使うなら新潟の予定を全部キャンセルして東京に乗りに行くと言ってくれていた」(沖師)のだとか(結局鞍上は三浦)。プリンシパルSにはもう1頭サムソンズプライドというサムソン産駒が出走を予定しているが、真打ちはこっち。
06年のダービーを横綱相撲で勝ったサムソンの子が、同じ勝負服でダービー出走を決める…そんなシーンを想像しながら、メイショウブシンを応援したい。
(栗東の坂路野郎・高岡功)
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