GIでもないのにゴールの瞬間にジョッキーがガッツポーズをする時がある。そこには大抵なんらかの意味が隠されているものだ。例えば、自分が思い描いていた通りの騎乗ができたとか、期待している素質馬が勝負駆けを決めてくれたとか…。
シャイニーホークが六甲S(3月24日=阪神)を勝った時、小さくガッツポーズをつくって馬の首をポンと叩いた小牧太のケースは、その両方の意味が含まれていたかもしれない。「前のレースがあんな競馬になってしまったから、なんとしても道中我慢させてしまいを生かそうと思っていた。あのレースはそれができたからね」と当人。
道中かかって向正面で先頭に躍り出てしまった小倉大賞典(8着)の反省を踏まえ、馬の後ろで我慢させることに成功し、直線は期待通りの伸び脚を爆発…。自身が描いていた通りの競馬ができたことに加えて、今後の重賞路線に進むうえで貴重な賞金を加算できた勝負レースでもあった。
11日の京王杯SCに出走が決まった際「二つ返事で東京に乗りに行くことを決めた」と小牧。この馬に寄せる期待の大きさがわかる。「東京1400メートルの舞台はベストじゃないかな。この距離なら流れが速くなるから折り合いをつけやすい」
次のステップ=安田記念に進むためにはここで賞金を獲得するのが絶対条件。前走に続く勝負駆けに成功して、鞍上のガッツポーズをもう一度…。
過去10年、1番人気が連絡みしたことがないという波乱の京王杯SCは、この伏兵から勝負してみたい。
(栗東の坂路野郎・高岡功)
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