ダービーからダービーへという理念の下、「祭り=ダービー」が終わった直後の今週から新馬戦がスタート。同時にクラス再編成が行われ、3歳馬が古馬に交じって戦っていくことになる。この時期、誰もが思い浮かべる馬券戦術は「降級4歳馬を狙え」。ただし中にはこんなことを言う人もいる。
「今は育成段階で馬をしっかり仕上げてくるから昔と違って馬の完成はずっと早くなった。この時期になれば3歳馬も十分古馬と互角に走れるぐらい成長している。そうなるとむしろ斤量差がある分、3歳の方が結果を出しやすかったりする」(宮調教師)
実際、過去5年のクラス再編成初っぱなの週の年齢別成績を調べてみると、2011年を除いた残り4年全てで勝率トップは3歳馬。馬券的にも人気になる降級4歳馬が飛んで3歳馬が走る時に穴が出やすい。データ、配当妙味的にも現代日本競馬におけるこの時期の馬券術は「降級4歳馬を狙え」ではなく、「軽量3歳馬を狙え」が正解なのだ。
折しもダービーをキズナで勝った佐々木調教師が、秋に挑戦を予定している仏GI凱旋門賞に関して「斤量が軽い3歳のうちに挑戦しないとダメ」と話しているように、今のトレンドは斤量の軽い3歳馬?
過去にあまり出走例がない安田記念でも、一昨年にはリアルインパクトが(古馬牡馬との)4キロ差を生かして見事快勝。今年ただ1頭参戦してきたエーシントップの西園調教師も「4キロの斤量差を生かせればチャンスはある」と。仮にもNHKマイルCで1番人気になった馬が、支持率ガタ落ちとなるなら、大穴候補として考えておきたい。
(栗東の坂路野郎・高岡功)
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