『宝塚好走の調教条件、クリアしたのは3頭』宝塚記念、井内利彰氏の見解
オルフェーヴルの回避により、ジェンティルドンナ、ゴールドシップ、フェノーメノ4歳3強対決の行方は…。そこで、3日間連続で「血統」「過去データ」「調教」各分野のプロが、3強分析と狙いたい穴馬を特別公開。最終日の今回は“調教Gメン”井内利彰氏の見解をお届けします!
調教に関して、自分の眼で確認する「主観的判断」と、過去のレース傾向から、好走馬に共通する調教条件を重視する「客観的判断」をするのが、私の予想の基本です。まず、宝塚記念を「客観的」に予想すると『最終追い切りが栗東坂路でラスト2F24.9秒以下』という調教条件を重視することになります。
2004年以降の宝塚記念で、この調教条件に該当した馬の成績は[3-2-1-10]で複勝率37.5%。2012年もこの調教条件に該当したショウナンマイティが3着しています。阪神競馬場の芝内回りの最後の直線は約400m。そこには急坂がありますが、それと同じような形状である、栗東坂路の2Fで速い時計を出せることが、好走に繋がるということでしょう。
6月19日の最終追い切りを終えた時点で、これに該当したのは3頭。ゴールドシップ(2F24.6秒)、