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昨年の雪辱を晴らす快勝/プロキオンSパドック回顧

  • 2013年07月09日(火) 18時00分
 プロキオンSはアドマイヤロイヤルがレコードタイムで優勝。昨年はトシキャンディの逃げ切りを許して2着でしたが、今年はきっちりと差し切りました。馬体は昨年と大きく変わりませんが、実が入って安定していますし、何より集中力が高くて、直線の坂下でハミを取ると、自ら伸びているのが良く分かる首使いの強さで差し切りました。適条件で崩れることはない馬ですし、今後も大崩れすることはなさそうです。

 2着のセイクリムズンは安定したデキと条件の良さで好走。1400mの距離は合っていますし、内枠も生かせました。斤量を背負うレースが多いですが、不利の無い斤量なら安定して走れるので、人気が落ちている時は狙い目となるでしょう。

 3着のダノンンカモンはパドックでは若干緩く映りました。レースでは56キロの斤量で走れた分、力のあるところを見せました。ただ、押し切れなかったのはその辺りが影響したかとも思います。ビシッと仕上げてくればまだやれる馬です。

 4着のエアウルフはトモの張りが素晴らしく、仕上げも良かったと思いますが、もう少し力の要る馬場の方が合っていた感じです。ただ、あまりにも良かったので評価してしまったのは素直に反省して次に生かしたいと思います。

 5着のシルクフォーチュンは素晴らしいデキでしたが、前が有利な馬場に切れ味をそがれた感じです。もっと脚抜きが良い、軽い切れが生きる馬場なら上位らそいでしょう。

 6着のガンジスは休み明けでまだ甘いところがありましたが、得意の1400mで良いところを見せました。叩かれた次走はダートだけではなく、芝でも期待できそうです。

 7着のアドマイヤサガスは良い仕上がりでしたが、ここではちょっと力の差が出た感じもします。あと、右回りの方が合っている感じなので、条件が替われば狙えると思います。

【次走の狙い馬】
コスタアレグレ
今回は控えたことが裏目に。ハナか番手なら押し切る力ある。

スマートレパード
休み明けも好馬体。今回は出遅れが敗因。次走は巻き返す。

ガンジス
ダートならもちろんのこと、芝でも狙える。1400mならベスト。

アドマイヤオウジャ
今回は休み明け。一叩きの上積みは大きそうだし、次走は一気の変わり身を期待。

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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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