21日のGIII中京記念から始まるサマーマイルシリーズ。2000、スプリントに続いて創設された第3のサマーシリーズなのだが、第1回となった昨年の結果だけ見れば興行的に大失敗だった。
なにしろ、対象レース(中京記念、関屋記念、京成杯AH)の各優勝馬が、その1戦だけに出走して他のシリーズを“回避”、チャンピオン該当馬なし(優勝の条件=対象レース1勝以上、なおかつ12ポイント以上の馬の中で最多ポイント獲得馬)というなんとも情けない結果に終わっているからだ。
そもそも、3競走だけでシリーズと銘打つのはやや無理があるということは昨年の当欄でも指摘したのだが、一方、優勝ボーナスということだけ考えれば、このシリーズはそれなりのうまみがあると言える。5競走で戦う他サマーシリーズより2競走少なく、より一発勝負の様相を呈しているにもかかわらず、優勝ボーナスが他シリーズより1000万円少ないだけの3000万円もあるのだ。今年、当シリーズを意識したローテで出走してきた馬がチラホラ見受けられるのも、そうしたオイシさに気付いた故の行動?
昨年、関屋記念を勝ちながら京成杯AHに出走せずシリーズを放棄したドナウブルー。今年は前走ヴィクトリアマイル(5着)から約2か月空けて、中京記念→関屋記念のローテーションで走る予定という。
「前走後、元気がいいから今年は関屋記念の前にここを使うことに。シリーズ第1戦をものにすれば、優勝の可能性は高くなるだろうしね」と杉山助手。昨年と違い明確にサマーマイルを狙う姿勢を示してきたこの馬、有力馬としてもちろんマークが必要だろう。
(栗東の坂路野郎・高岡功)
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