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マイル以下の距離なら牡馬とでもやれそう/クイーンSパドック回顧

  • 2013年07月30日(火) 18時00分
 クイーンSはアイムユアーズが連覇を達成。パドックでは少し余裕があるくらいにボリューム感を感じさせる張りのある馬体。特にトモの充実ぶりは、いつも華奢に見せるこの馬にしては目を見張るものがありました。今回は内伸び馬場で外枠を引いていましたが、前走で逃げた効果もあって行きっぷりがスムーズ。逃げたクィーンズバーンの2番手をスンナリと取ることができました。直線できっちりと後続を封じ、強い勝ち方だと思いましたが、本質的にはマイルくらいの方が合っていそうな馬。適条件なら牡馬が相手でも十分戦えそうです。

 スピードリッパーはトモの張りがグンと良くなっていて、前を歩いていたアイムユアーズと比べても遜色ない馬体になっていました。今回は嵌った感もありますが、控えて脚を伸ばす形があっていたのかも知れませんし、次走の走りに注目したいと思います。

 3着のオールザットジャズはプラス16キロの大幅馬体重増も、全く太目感はありませんでしたし、歩様もしっかりしていて、あまり負ける気はしませんでした。ただ、結果的に見て好走時の馬体重を考えるともう10キロ程度絞れた方が良いようです。今回は瞬発力負けしていた感じです。

 4着のマルセリーナは伸び負けしましたが、馬体は良かったですし、今回は内伸び馬場の外枠と条件も合いませんでした。あと、馬場に関しても上がりが掛かる馬場よりは切れ味勝負の軽い馬場の方が合っています。条件が合えばこんなことはないので、次走の巻き返しに期待したいと思います。

 5着のキャトルフィーユは全体的に筋肉がしっかりと付いて良くなっていましたが、レースではテンから行けず、苦しい内容になりました。それでもジリジリと伸びてはいたので、力はついてきていると思います。ペース慣れや、距離延長で見直したいと思います。

 6着のセレブリティモデルは大分良化していましたが、今回は条件が合わなかった感じです。広いコースならもっとやれると思います。秋が少し楽しみです。

 7着のコスモネモシンはマイナス10キロの馬体重でしたが、細くはなかったと思います。張りも悪くなかったですし、精神的なものかもしれません。様子見したいところです。

 8着のクィーンズバーンは仕上がり自体良かったと思いますが、洋芝で雨が降ったので力の要る馬場が合わなかった感じです。馬体は悪くないですし、もっと軽い馬場状態で距離短縮なら巻き返してくると思います。

【次走の注目馬】
スリーキャピトル
軽い造りで馬場にピッタリ。後方から鞍上が思っているより反応が良かった感じで、4角でふくれ過ぎたのがもったいない。小倉は走るし、次走は圏内。

モンラッシェ
まだ太目残りも外から良い脚を使った。次走は確勝級。

ヒデノヒロイン
まだ余裕残しの馬体。力はあるし、次走絞れてくれば勝ち負け。

ジーピークロス
小倉向き。デキも良くなっていたし、次は走れそう。

トーホウスマート
今回は前に付けたが、ペースが速くなってしまって仇に。逆に次走はじっくり行きそうなので、そこそこ流れるメンバー構成なら買いたい。

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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

馬券総合倶楽部にて予想提供中!

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