毎日王冠は、とにかく前走G1組が強いレースである。
過去10年の、前走クラス別成績は以下の通り。
・前走クラス
[勝率 複勝率 単回収率 複回収率]
・1600万下
[33.3% 33.3% 1480% 233%]
・OPEN特別
[0.0% 0.0% 0% 0%]
・G3
[2.1% 12.5% %4 70%]
・G2
[0.0% 15.0% 0% 83%]
・G1
[15.4% 34.6% 163% 120%]
準オープンから来た馬は(1.0.0.2)で、人気薄のチョウサンが勝ったため極端な数字になっているが、これは毎回狙えるパターンとは言えないだろう。それよりも、のべ48頭出走している前走G3組が(1.0.5.42)とほとんど連対しておらず、その一方でG1組が(8.3.7.34)と強い点に注目したほうがいい。
しかも前走G1組は単複ともに回収率がプラスとなっている。これは05年9番人気1着のサンライズペガサスや、昨年12番人気2着のジャスタウェイが効いている。
ここで重要なのは、「前走のG1でどれだけ負けていても気にするな」ということだ。さすがに2秒負けていると苦しいが、前走1.0-1.9秒の負けだった馬は(4.3.0.14)。03年や10年はこのグループに該当する馬のワンツーフィニッシュだった。
今回、前走G1組は前走海外も含めて4頭。一番負けているのはコディーノの0.5秒差9着で、次はダークシャドウの0.4秒差6着。これらは過去の基準に照らすと「負けてきたうちに入らない」というくらいの軽傷である。馬券的にもこの2頭を買い目に入れつつ、どういう扱い方にするかがポイントになってくるだろう。