菊花賞はエピファネイアが優勝。前走からプラス6キロの馬体重での出走でしたが、馬体はきっちりと仕上がっていました。パドックでのテンションも良い感じで、一夏を越しての成長のあとがくっきりと出ていました。レースでも好発を切って3番手のインに付け、そこから4角で先頭に並び掛けると突き放す一方の圧勝。本当に強い競馬でした。鞍上のインタビューでは「長い距離でという馬ではない」ということでしたが、この内容なら来年の天皇賞を走っても問題ないと思います。今後の更なる成長に期待したいと思います。
エピファネイア
2着のサトノノブレスは筋肉のボリュームがアップして、グンと良化していました。レースでもエピファネイアには突き放されてしまいましたが、2着はきっちりと確保。まだ良化する余地はあるので、今後に期待したいと思います。
サトノノブレス
3着のバンデはまだ緩い所がありながらこれだけの内容は評価できると思います。返し馬でも入場する時に入れ込んでラチに少し当たっていました。長丁場が合いますし、来年に期待したい器です。
バンデ
4着のラストインパクトは前走時はゲート入り前の落鉄でイレ込んでしまいましたが、今回はスムーズにレースができました。これくらいは走る馬なので、今後もメンバー次第で上位争いできるでしょう。
5着のケイアイチョウサンは馬体は仕上がっていましたし、デキ自体悪くなかったと思います。ただ、レースでは途中でネコタイショウがさがってきた影響を受けて、ポジションが悪くなってしまいました。あれが無ければもう少し上まで来れたかもしれません。
6着のフルーキーは張りのある好馬体で、現状ではかなり良くやったと思います。今後、更に良くなってきそうで、重賞戦線で活躍できそうです。
7着のアドマイヤスピカはまだ腹周りに余裕がありましたし、もっとビシッと絞れていればという感じはありました。好素材で、来年くらいには重賞で活躍できそうです。
8着のタマモベストプレイは素晴らしい体付きで、これならという感じもありましたが、道中の不利が大きく、もったいない結果になりました。ただ、距離はやはり1800mくらいが良い馬なので、適距離に戻っての活躍を期待したいと思います。
9着のアクションスターは馬体が良かったですが、明らかに距離が長かったです。2000mくらいでの巻き返しを期待します。
11着のテイエムイナズマは、トモの肉付きが良くなって素晴らしい馬体をしていましたが、気性的にこの距離は長かったようです。2000mくらいの距離で直線が長いコースなら巻き返せるはずです。
16着のダービーフィズは前予想段階では期待していたのですが、当日は前走に引き続き両前脚に裂蹄防止テープを巻いて、馬体は輸送で減ったのか、張りがない感じでした。さすがにあれでは評価できませんでした。
17着のヒラボクディープはツナギが長くて、条件適性は高かったと思いますが、道中は良い感じで行きながらパッタリと止まってしまいました。デキが原因でしょうし、立て直してくれば来年春には怖い存在になりそうです。
【次走の注目馬】
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タマモベストプレイ今回は不利が全て。馬体は良いので、2000mを切る距離で買いたい。
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アクションスター距離が長かった。2000mくらいの距離がベスト。
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リバーソウル今回は馬場が合わなかった。しなやかで、良馬場なら即勝てる。かなり上まで行けそう。
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トーセンケイトゥー良くなっているし、良馬場なら次は勝ち負けに持ち込める。
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イチオクノホシ馬体がグンと良くなっていたが、枠が悪過ぎた。次走、不利が無い条件なら確勝級。