先週日曜(27日)の東京競馬場。特別戦に管理馬を出走させていたことで天皇賞・秋を現地で観戦したという梅田智調教師だが「見たくない気持ちも強かった」。
本来なら有力馬の一頭としてショウナンマイティ(毎日王冠6着後に疲れが出て回避)を出走させていたはずのレース。見たら悔しい思いが募るだけ…目を背けたくなる気持ちも分かる。しかも、レースは速い流れで差し馬ジャスタウェイが台頭という結末。「もし、マイティが出ていれば…」という思いが胸中を駆け巡ったであろうことは想像に難くない。
先週はファンを招いて厩舎見学会が開かれた。これとて、ショウナンマイティの天皇賞出走に合わせて催されたもので、同師は参加したファンに「天皇賞に使えず申し訳ありません」と謝った。
そんな心沈む指揮官が、ファンに次週のAR共和国杯に出走する馬として熱烈に紹介したのがアドマイヤラクティ。休み明けの京都大賞典(4着)を叩いて、今度は重賞勝ち(ダイヤモンドS)がある東京が舞台。天皇賞に出られなかった分までとはいかないが、この馬で反撃を狙っている。
「この中間は見た目以上に追い切り時計が出ている。これは体調がいい証拠。この馬はあのゴールドシップに2戦2勝(先着)の成績を持つほどで能力は高い。先週の天皇賞もハーツクライ産駒が勝ったし、今週はウチのハーツクライで何とかと思っている」
先週は失意のレース見学となったが、今度は同じ東京で笑顔を爆発させる番とみて◎で応援する次第である。
(栗東の坂路野郎・高岡功)
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