◆シンザン記念の穴候補生の条件は2つ!
変則開催の影響で登録メンバーを知る前にこの原稿を書いている。まずはその点ご容赦いただきたい。
シンザン記念はこのところ波乱が続いている重賞だ。昨年は1,9,3番人気でさほどの穴ではなかったが、その前は2,9,11番人気と7,3,6番人気。さらにその前は4,9,10番人気、2,12,10番人気と続く。
このようになる背景には、前走重賞組があまり強くなく、未勝利を勝ちたての馬や500万条件組(負けてきた馬も含めて)が激走していることがある。
過去10年、前走重賞組は(5.4.3.36)だが、そのうち朝日杯組が(5.2.2.25)でその他は(0.2.1.11)。朝日杯組にしても、シンザン記念で5番人気以内に入るレベルの馬は(5.2.2.11)でそれなりに走っているが(ただし人気なので回収率は高くない)、6番人気以下にしかならないような馬は(0.0.0.18)で全く馬券になっていない。
ちなみに、朝日杯以外の重賞から来て馬券に絡んだ馬のほうも、6番人気以下だったのはグロリアスウィークだけだから、穴を狙うときは自動的に前走がオープン特別以下だった馬を狙うことになる。
その際、どうしても新馬を勝ちたてや2戦1勝で未勝利を勝った馬などに目が向くが、キャリアはあったほうがいい。「前走重賞以外+キャリア4戦以上」だと過去10年の回収率は単複ともプラス。しかもこの組はなぜか前走がそこそこの着順(条件戦1着を含め)でも人気になりづらい。
冒頭に書いたように登録馬を見ずに書いている話だが、条件に合う馬は誰かしらいるだろうから、その中から今年の穴候補生を見つけたい。