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有力外国産馬の傾向と問題

  • 2003年10月01日(水) 12時30分
 秋になると、いつも外国産馬のG1出走が話題になります。当面、秋の天皇賞にどの馬が出走できるか、有力馬が多いだけに、その行方には目が離せません。

 天皇賞2000mから、ジャパンC2400mと、この辺の距離は、多くの馬が目指すところ。夏を越して秋のシーズンを目標にする馬が多いだけに、2頭しか出られない天皇賞に狙いをつける外国産馬にとっては、他の動向が気になります。なんだか、もったいない思いにもなるのです。

 過去1年間の重賞で獲得した賞金額が一応の目安ですから、少し足りない馬は、これからの重賞が決め手になり、前哨戦毎日王冠などは、言わば決戦場。とても軽くひと叩きと言うわけにはいきません。

 昨年の年度代表馬シンボリクリスエスは問題なく、具体的には、あと1頭がどうなるかですが、エイシンプレストン、イーグルカフェ、ファインモーション、アグネスデジタルと出走意志のある有力馬は目白押し。最短距離にあるエイシンプレストンが毎日王冠を勝てば文句ないのですが、他が、これを阻むと大変なことになります。

 交流重賞の南部杯に出走する馬もいて、この結果如何というところもあり、秋の天皇賞を占う以前に、これら前哨戦の検討の方が難しいかもしれません。

 通常なら、オールカマーを勝ったエアエミネムも、当然次は天皇賞となっていいのに、伊藤雄二厩舎には、牝馬No.1のファインモーションがいます。2頭とも外国産馬というのも残念な思いすらします。

 こうなれば、内国産馬が少なく、4頭まで出られるという外国産馬への特例が適用されればいいのにという思いにもなります。

 ひとつの傾向として、外国産馬は春よりも秋という姿が見えること、ダート戦線、海外での活躍馬が出るケースが多いということ。

 どうやらはっきりしてきました。

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ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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