シルクロードS、買いやすい人気馬と注目の穴馬は!?
◆4歳馬の過剰人気に注意
シルクロードSはハンデ戦だが、全馬を均等買いした場合の回収率が単勝37%・複勝76%と、どちらかというと堅い重賞である。1〜3番人気に限っていうと、4歳馬が(1.0.1.10)と過剰評価されていたケースが多いのに対し、5歳は(3.1.0.4)、6歳は(3.1.0.6)とある程度人気に応えている。
今回上位人気が予想されるのはレディオブオペラ、ストレイトガール、プレイズエターナルといったところ。レディオブオペラとプレイズエターナルが4歳だけに、ここがデータ通りに敗れることになると、このレースにしては荒れたという結果になるかもしれない。
レディオブオペラは自分の形がはっきりした馬で、京都芝1200m、しかも最内枠という今回は負けられない一戦である。ただ、前走で負かしたエピセアロームは最近だと重賞では馬券に絡めていない状況、前々走の醍醐Sもそれほど強力な相手ではなかった。期待感のある馬なので人気になりすぎる面もあり、ハズレ覚悟で単勝だけでも逆張りしてみる手はある。
同じ馬主のプレイズエターナルも4歳なので、レディを軽視しておいてこちらを推すというのは難しい。ただこちらは前残りの京阪杯で4着と重賞に一定のメドがたっている安心感はある。
人気上位で買いやすいのは5歳のストレイトガール。重賞僅差2着があって同じ55キロということを考えると、2番人気でも十分配当妙味はある。ただ脚質を考えると内枠が問題で、あとは捌けるか次第だ。
マジンプロスパーは58キロで重賞を勝っているが、近況を考えるとこのトップハンデは厳しい。オープンに上がってからは京都との相性もいまひとつだし、個人的にここは見送ってみたい。
複穴として注目したいのがスギノエンデバー。完全に展開待ちの馬だが京都との相性は良いし、嵌るときは嵌る馬。レディオブオペラが最終的に失速するような乱ペースだと、この馬の出番がある。
個人的には久々に中央場所の1200m戦に出走するテイエムオオタカも気になる。ハードに使われたり色々な条件、戦法を試されてきたが、この馬のベストは結局芝1200m・直線平坦・先行なのではないかと思う。こちらはレディオブオペラが押し切るときに付いていって2,3着するイメージの穴馬だ。