◆少頭数の大阪杯は必ず1番人気が勝利している
今年の大阪杯は、フルゲート16頭に対して登録が11頭のみだった。ということは、当たり前だが出走頭数は最大でも11頭しかいないということである。
平成以降の大阪杯で、出走頭数が11頭以下になったことは9回ある。その9回に共通するものがお分かりだろうか? ……穴党のやる気を削ぐようだが、すべて1番人気馬が優勝しているのだ。
頭数が少なければ紛れも少なく、人気馬にとっては走りやすい。そう考えると1番人気馬が強いというのは当然のようでもある。ただ、1番人気馬が強いからといって2,3番人気馬もセットで強いかというと、そうでもない。
年度[頭数]1,2,3着馬の人気順
1990年[9頭]1,3,4番人気
1991年[10頭]1,3,7番人気
1992年[8頭]1,6,5番人気
1997年[9頭]1,4,2番人気
1998年[9頭]1,3,4番人気
2004年[11頭]1,8,5番人気
2005年[9頭]1,4,6番人気
2007年[11頭]1,2,8番人気
2008年[11頭]1,7,4番人気
9回いずれも、2、3番人気馬がセットで2、3着に付いてきたことはない。それどころか、2、3番人気馬が馬券圏外に飛んでしまったことが4回ある。
今回はまず1番人気馬がエピファネイアとキズナ、いずれになるかが難しいところ。ただどちらが1番人気になるとしても、この2頭とメイショウマンボであっさりということは、イメージほどは起きにくいということになる。