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1番人気は強いが、チョイ荒れはある少頭数の大阪杯

  • 2014年04月01日(火) 12時00分


◆少頭数の大阪杯は必ず1番人気が勝利している

 今年の大阪杯は、フルゲート16頭に対して登録が11頭のみだった。ということは、当たり前だが出走頭数は最大でも11頭しかいないということである。

 平成以降の大阪杯で、出走頭数が11頭以下になったことは9回ある。その9回に共通するものがお分かりだろうか? ……穴党のやる気を削ぐようだが、すべて1番人気馬が優勝しているのだ。

 頭数が少なければ紛れも少なく、人気馬にとっては走りやすい。そう考えると1番人気馬が強いというのは当然のようでもある。ただ、1番人気馬が強いからといって2,3番人気馬もセットで強いかというと、そうでもない。

年度[頭数]1,2,3着馬の人気順
1990年[9頭]1,3,4番人気
1991年[10頭]1,3,7番人気
1992年[8頭]1,6,5番人気
1997年[9頭]1,4,2番人気
1998年[9頭]1,3,4番人気
2004年[11頭]1,8,5番人気
2005年[9頭]1,4,6番人気
2007年[11頭]1,2,8番人気
2008年[11頭]1,7,4番人気

 9回いずれも、2、3番人気馬がセットで2、3着に付いてきたことはない。それどころか、2、3番人気馬が馬券圏外に飛んでしまったことが4回ある。

 今回はまず1番人気馬がエピファネイアとキズナ、いずれになるかが難しいところ。ただどちらが1番人気になるとしても、この2頭とメイショウマンボであっさりということは、イメージほどは起きにくいということになる。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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