◆大きく荒れても不思議はない 今年のNHKマイルC、注目点はまず
ミッキーアイルが逃げるのか、逃げでしか連対していない
ダンツキャンサーが無理にでもハナを叩いていくのかということだ。
東京芝1600mは改修前も改修後も上位クラスでの逃げ切りは難しいコースで、G1での逃げ切り勝ちはカレンブラックヒルの前がニッポーテイオーまで遡るというほど。G3まで含めて位置取り別成績をとっても、逃げた馬の成績は明らかに悪く、回収率も低い。
人気を背負うミッキーアイルはハナ争いになるくらいなら番手に控えたほうが良いと思うが(好位からレースを進める馬の成績は良い)、同馬唯一の敗戦が番手に控えた新馬戦なので、この辺りは悩ましいところである。いずれにせよ、WIN5や馬単1着付けなど勝つことが前提の馬券では、イメージほど簡単なレースではないことを認識しておきたい。
イメージほど……ということでは、皐月賞組の不振も挙げておかねばならない。NHKマイルC創設後通算で(0.3.4.34)、複勝回収率は49%。馬券に絡んだ7頭のうち6頭は4番人気以内。
ロサギガンティアにはある程度の可能性が残るが、
キングズオブザサンはチチカステナンゴ産駒の中山→東京でもあり、相当に厳しいだろう。
人気馬を不安視する話が続くが、NZトロフィー勝ち馬の不振というのもこのレースの傾向である。NZトロフィーが中山で行われるようになって以降、同レース優勝馬のNHKマイルC成績は(1.1.0.10)と
ショウナンアチーヴには苦しい数字になっている(成績は阪神で施行された2011年を除く)。絶対に無いというような話ではないが、人気になってしまうことを考えると同じショウナンでも
ショウナンワダチのほうに魅力を感じる。
以上の考察がすべて的中することになると、今年のNHKマイルCは大きく荒れても不思議はないということになる。データ的な考察ではないが、上位人気の1頭になるであろう
サトノルパンあたりも気性的にはアテにはしづらい馬だ。
穴を狙うなら、定番は「NZトロフィーの負け組」。ショウナンワダチもそうだし、他に3,4,5,7,8着馬が出てきているので選択肢はふんだんにある。
私自身の選考基準はある程度先行できることと、1800mも視野に入ること。最低でもマイル中心に使われてきた馬であってほしい。そう考えると
ウインフェニックスが浮上してくる。他に、脚質重視なら
ベルルミエールと
マイネルディアベルだが、この2頭は1200m1400mメインできたことがひっかかる。
NZトロフィー以外では、NHKマイルCと相性の良い毎日杯組の
エイシンブルズアイ。この馬は脚質的にもNHKマイルに合いそうだ。他に新馬戦でミッキーアイルを負かしている
アトム。取り消し後の一戦だが、中距離を視野に入れようとしていた馬である点は評価できると思う。
難しいのは桜花賞から来る2頭の評価だ。今年はミッキーアイル以外の牡馬に揃って大敗歴があるので、ミッキーアイルが崩れるような状況になると、牝馬が通用してもおかしくない。あとはオッズとの相談、3連単の場合は何着まで見込むかだろう。