◆ダービーの追い切りがうまくいった馬は?
さぁいよいよ日本ダービーとなりますが、その前に少しだけオークスの振り返りをしたいと思います。
まさかハープスターが負けてしまうとは…。
レース後、「最後の直線、進んではいるけど弾ききれていない気がする…」と話していた川田騎手。
翌日の新聞に落鉄寸前でゴール前を走っていたハープスターの写真が掲載されていましたが、その影響もあったのでしょうか…。
33.6の最速の上がりとは言え、同じく外から追い上げてきたニシノアカツキが34.0なのですから、これまでのレース振りから考えると、もう少し脚を使えてもいいようにも。
一方、勝利したヌーヴォレコルト、当日のデキに加えて岩田騎手の騎乗も実にお見事でしたね。
ここ数日、後藤騎手の落馬以来とにかく元気のなかった岩田騎手。あの様子に、勝ち負け以上に岩田騎手自身の精神状態が心配になるほどでしたが、「1つ1つ気持ちを集中することに専念した」と自分自身との対話により気持ちの方向性も掴めた様子。数々のG1制覇を成し遂げている岩田騎手ですが、今回の勝利にまたさらに強さが増した気がしました。
さぁダービーの話題に。
水曜日の追いきり、具合の良さに加え最も上手く追いきりができたと思えたのは、牝馬レッドリヴェールでした。
初の在厩調整ということで体重の心配をしましたが、食欲が増し体のラインも一回り成長。
内で併せた北村助手が上手くレッドリヴェールに馬体を寄せ、もったままの形で12.7。
素晴しい走りと内容でした。あとは輸送+1泊がどうでるか? そこだと思います。
一方、追いきりがチグハグになってしまったのがワンアンドオンリー。集大成として臨んでいる橋口師もやや不満の残る形となってしまいましたが、馬体は以前の華奢な感じがなくなりドッシリとした重厚感溢れる体に。本当に素晴しいです。
私も追いきりの内容に「?」が残りますし、正直もう少し外目の枠の方がよかった気もしますが、馬格の変貌振りのすばらしさにワンアンドオンリーを本命にしようと思います。
相手はイスラボニータで。
それでは皆さん、当日は是非とも東京競馬場でお逢いしましょう。
ホソジュンでしたぁ。