◆東京ダート1600mは得意舞台 オープン特別のここをステップに、次は…となる路線のある時期ではない。みんなハンデ戦のここで好走したいのは同じだが、ただ1頭の4歳馬
ベストウォーリア(父マジェスティックウォリアー)は、これからビッグレースを展望したい素質馬。
4歳馬とあって、条件分けの獲得賞金が半分の2000万円台になってしまったから、勝って賞金額の積み重ねに成功しないと、目標とするビッグレース出走は難しい。ここは、強敵は少ない。勝って確実に賞金を加算したい。
前走、今回と同条件のオープン特別を完勝しながら、0.5キロ増にとどまったハンデ57.5キロは明らかに有利。まだまだ上積みが望める。
2走前のGIフェブラリーSは13着(0秒9差)に負けたが、スローで先行したコパノリッキー以外はひと塊に近い馬群。内枠だったベストウォーリアはもまれて身動きができないポジションに押し込められた。歴戦の古馬に迫力負けした感じだが、これを別にすると、東京ダート1600mは【3-0-1-0】。ユニコーンSを快勝し、3着に負けた武蔵野Sも1分35秒4で乗り切り、勝ったベルシャザール(引退)とわずか0秒1差だった。今回の枠順ならもまれる心配がない。
典型的なアメリカ血統の凝縮のような配合で、ミスタープロスペクターの(4×4)、セクレタリアトの(4×5×5)、ボールドルーラーの(5×5)を中心に、まるでエルコンドルパサーを思わせる、パズルのようなクロスが入り乱れている。それがマイナスとならず大物に育ち始めたから、やがてマイルのGIの主役になってくれるはずである。
大きく狂う組み合わせではないとみて、人気だが
エアハリファ、
アドマイヤロイヤルが相手本線。54キロの
ツクバコガネオー、人気薄の
トウショウカズン、大駆けのありえる
ムーンリットレイクをうまくからませたい。