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競馬界のポケモンがアツい/トレセン発秘話

  • 2014年06月13日(金) 18時00分


◆モグモグパクパクに続け!

 最近やたらと難しい馬名が多くなった気がする。大半はヨーロッパの言葉をそのままカタカナにしたようなものだが、特に「ヴ」がついたりすると日本語として呼びづらい。年配の調教師などは管理馬の馬名をうまく言えず、苦労しているケースも…。

 キズナ、ゴールドシップ…ファンの多い馬は馬名もすんなり頭の中に入ってきやすいように思うのだが、気のせいだろうか。いずれにしても分かりやすい、呼びやすい馬名の方がそれだけ記憶に残るのは確かだろう。

 カシノピカチュウは最近の中ではかなりのヒットだ。某ゲーム&アニメのファンなら誰しも注目してしまうこの馬名。実際、このネーミングがきっかけでファンとなり、出走する際には毎回競馬場に応援に来る“ピカチュウ親子”もいるぐらいだ(その親子はカシノピカチュウの半弟カシノハリウッドの名付け親にもなったという)。

「小倉で取り消してしまった時、『松山から応援に来たんです』と言ってくださった女性もいました。やっぱり親しみやすい名前ということでファンは多いですよ」と牧田調教師。

 そんな愛すべきカシノピカチュウがオープンから2階級降級して1000万下に使ってくるというのだから応援しないわけにはいかない。先週は同世代で同じコミカル馬名を持つモグモグパクパクが、これも2階級降級で東京の1000万下(由比ヶ浜特別)を快勝。カシノピカチュウも負けてはいられない。

「前走(マイラーズC8着)は追い切りで手前を替えなかったんですが、今回はなんとか替えてくれました。態勢は整ったし、このクラスなら力が違うと思う」とは担当の古閑助手。土曜(14日)阪神の舞子特別(芝内1400メートル)は“競馬界のポケットモンスター”の走りに注目だ。
 (栗東の坂路野郎・高岡功)

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2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。

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