該当レースが多い条件なのでちょっと覚えておきたい傾向
七夕賞のようなハンデ重賞では斤量ばかりが注目されがちだが、今回ふとした拍子に注目してみたのが、「ハンデ重賞出走馬のレース間隔別成績」である。
七夕賞と同じ芝2000m・古馬GIIIのハンデ戦(牝馬限定戦を除く)というレースは2004年以降の約10年間で91レース行われてきた。そこに出走した馬をレース間隔別にみると、中9週〜半年というグループが「連闘」「中1週」「中2週」「中3週」「中4〜8週」「中半年以上」の各グループを勝率・複勝率で上回り、また全馬均等買い時の回収率も単120%・複112%と高くなっている。
これが中半年以上だと[1-2-0-46]で回収率が単20%・複25%なので、ほどよい休みということが重要なのだろう。
他の距離やダートも含めた数値を取ると成績の良いゾーンは中4〜8週や中3週に移るのでこれは芝2000mの時のみの傾向ということになるが、該当レースが多い条件なのでちょっと覚えておきたいところだ。
芝2000m戦を走れるような馬は使い勝手が良いので使い詰めにされやすいが、そのまま続戦してハンデ重賞に臨むよりは、ある程度リフレッシュしてからのほうがベターということかもしれない。
休み明けというと毛嫌いする人もいるが、状況によってはプラスに働くこともあるので、そのような条件を探したいものである。